日本共産党参議院議員 紙智子
お知らせプロフィールご意見私のスケッチブックホーム

活動日誌
かけある記
掲載記事
国会質問
この人と語る
食と農
北海道・東北
リンク

















活動日誌

2020926 厚別区、白石区でしんぶん赤旗の拡大行動
 今日は午前中、厚別区で門前さんと訪問。コロナ禍で息子さんの旅行会社が、大変だと心配していたご夫婦に、門前さんが「息子さんの会社、どうですか?」と聞くと、「なんとか落ち着きました」「ああよかった!心配していたんです」という会話から始まり、菅政権に期待できない中で、解散総選挙もいつあるかという激動の情勢、市民連合が野党に政策提言していること、その内容も日本共産党が提案してきたことと重なり、しっかりしたもので、野党が結束して政権を変える構えを示せば変えられると訴えてほしい。共産党に頑張ってほしいと、会話が弾み、しんぶん赤旗日刊紙を講読してくださることになりました。
 午後からは白石区で佐々木さんやたこぼしさんと歩き、日本共産党が、野党共闘に率先して取り組み、市民連合の政策を要望の紙面を見て「今度は期待できそうですね、頑張ってほしい」と日刊紙の講読を検討して返事をくれることになりました。クリーニング店では、昔は駄菓子と雑貨店で近所の人が集まってきたけれど、今はうちのような小さな店は、問屋さんが品物を持ってこなくなり、商売も続けられないと、苦しい胸のうちを語ってくれました。地域を回って対話をすると、生活の実感がひしひしと伝わってきます。


2020925 こどもたちの給食を有機食材にする全国集会
 こどもたちの給食を有機食材にする全国集会(主査は世田谷区の学校給食を有機無農薬食材にする会等)に参加しました。山田正彦元農林水産大臣、堤未果国際ジャーナリスト、鮫田千葉県いすみ市農林課主査、稲葉光國民間稲作研究所理事長、澤登早苗恵泉女学園大学教授の講演、パネルディスカッションに参加しました。 
 私は講演の一部に参加しました。堤未果さんはアメリカの学校給食の実態と健康に悪影響を与えていること、食べ物を自分で決める母親の運動を紹介。いすみ市の鮫田さんは2013年から四年かけて学校給食に有機米に切り替えた取り組みを紹介。
 稲葉さんは輸入小麦に除草剤グリホサートが残留している問題、ネオニコチノイドが健康に悪影響を与えている。学校給食を有機化する必要があると訴えました。私は学校給食用のパンからグリホサートが検出された問題を国会で論戦したことを紹介。改めて農業は命を支える産業であること、「攻めの農政」から「人と環境に優しい農政」への転換が重要だと実感しました。


2020924 茨城県 農研機構などを視察
 茨城県つくば市にある農研機構本部を訪ね、研究の概要など説明を受けました。収量・品質に優れる先導的作物品種の開発のための研究、ゲノム育種技術の高度化のための研究、農業生物の生産性向上と有用物質生産や機能性新素材の開発のための研究など。
 指定種苗検査は種苗法に基づき適性かどうかを検査すること。品種登録の出願がされており、国、都道府県で取り組み、現在登録品種は国が678、都道府県で1244種15%といいます。
 特性をどのようにして定めているのかなど、はじめてお聞きしました。ジーンバンクで、種の問題について学びました。遺伝資源は一度失えば同じものを手にいれることはできなくなる。貴重な遺伝資源を次世代に引き継ぐことことは、重要なことです。田村貴昭衆議院議員、梅村さえ子前衆議院議員が参加。山中県議、江尻県議も同席しました。


2020923 党北海道委員会 予算要望
 今日23日は、日本共産党北海道党北海道委員会が、来年度予算編成に向けた要求について政府交渉を行いました。
 畠山和也前衆議院議員、衆議院小選挙区の予定候補者で2区の平岡だいすけさん、5区の橋本みかさん、9区の松橋千春さんが上京し、国土交通省、厚生労働省、経済産業省、農林水産省、文部科学省、防衛省、内閣府の7省に対して、北海道の現場の実情を示しながら要請しました。岩渕友参議院議員と私も同席しました。
 重点要求を絞っての交渉でしたが、どれも切実なものばかり。JR北海道の在来線維持・存続問題、札幌延伸と残土について、コロナ禍で減収となっている医療機関への補てん、PCR 検査の拡充、公立・公的病院の再編・統合計画撤回、生活保護問題、「核のゴミ」最終処分場の文献調査問題、持続化給付金についてなど濃密な交渉となりました。


2020920 しんぶん赤旗の読者拡大へ
 9月20日は札幌東区、厚別区、21日は江別市で支部の皆さんと行動。東区では新町支部の皆さんとしんぶん「赤旗」の読者を広げ、日刊紙と日曜版で七人の読者が増えました。
 午後からは厚別区に移動し、日曜版出で四人。21日は江別市で、で支部の皆さんと集いをした後、訪問活動で日刊紙で二人の方が、講読をして下さいました。
 一枚目の写真は東区で、二枚目は江別市で支部の皆さんと撮りました。訪問して対話した中では、「安倍さんが総理をやめても、菅さんの言っていることは、安倍さんと何ら変わらない。むしろ悪くなるのではないか」といった声が多く聞かれました。菅総理の元で、次に臨時国会が開催され、解散総選挙も可能性があるなかで、日本共産党を大きくして必ず畠山和也さんの議席を回復するために、力を貸して下さいと訴えました。


2020919 「アイヌの先住権を考える集い」
「アイヌの先住権を考える集い」が札幌市教育文化会館で行われました。平取町アイヌ協会の木村二三夫副会長、浦幌町アイヌ協会の差間正樹前会長、静内アイヌ協会の葛野次雄会長からそれぞれアイヌとして生きて来た中で体験した差別のこと、これからの課題など問題提起がされました。
 その後、東北学院大学名誉教授の榎森進氏が「日本におけるアイヌ民族の国家的位置」と題して、歴史的な経過、江戸幕府から明治へと何が変わったのか、克明に講演されました。
 私からは、国会での「アイヌ新法」の審議を通じて、明らかになった問題と課題について報告しました。アイヌ新法が成立して一年、ウポポイの開館で寄せられている意見もふまえ、「先住民族の権利」とは何か、どのように国民的な理解を深め、権利を認めさせていくのか、考える重要な機会となりました。
 司会を畠山和也前衆議院議員が行い、青山慶二日本共産党北海道委員長が挨拶をしました。北大アイヌ先住民研究センターの加藤博文センター長、准教授の北原次郎太氏など多くの参加者に感謝します。浦幌町から駆けつけてくださった差間正樹さんはじめアイヌ協会の皆さんです。


2020918 第202回国会閉会 
 9月18日、第202回臨時国会閉会後北海道へ戻り、札幌駅前で畠山和也前衆議院議員(衆議院比例代表予定候補)とともに、退勤途中の皆さんに、この三日間の国会報告とともに、来るべき解散総選挙では、新しい政治を切り開こうと訴えました。
 そのためにも、比例代表選挙では日本共産党を大きく伸ばし、北海道から畠山和也さんを必ず国会へ戻してください、小選挙区は市民と野党の共闘で、自民党を打ち破り政治の力関係を変えましょう!と訴えました。


2020916 第202回臨時国会
今日16日、第202回臨時国会が召集されました。日本共産党衆参国会議員団総会が開かれ、志位和夫委員長が挨拶しました。安倍なき安倍政治をすすめる新総理、菅新首相が言っていることは、ひとつは自助・共助・公助。自分のことは自分で守れという自己責任論。今「政治の仕事は公助です」というハッシュタグが広がっているが、自助や共助を政治が押し付けることではない。政治の仕事は国民のくらしを守り、よくする。そのための公の責任を果たすことに尽きる。菅氏はコロナ危機の体験から、何を学んだのか。日本の進路をめぐって、大きな対立軸が浮き彫りに。破綻した新自由主義の暴走か、それともその道の大もとからの転換か。
 立憲民主党などの他の野党からも「新自由主義からの決別・転換」に踏み切る動きが起きていることを歓迎する。立憲民主党の枝野代表から「菅政権を倒して、政権交代を実現させるために連携して頑張っていきたい」と、そのために首相指名選挙での協力要請があった。日本共産党として、要請に応えて枝野幸男代表に投票することにしたい。この間進めてきた市民と野党の共闘の一層の発展を願い、自公政権に変わる野党連合政権をともにつくっていくという我が党の意志表示として対応を行う。こうした対応が進んだことは大変重要だと考える。市民と野党の共闘をさらに発展させ、総選挙で勝ち、安倍政治を名実ともに終わらせ、野党連合政権をつくるために頑張りぬこうではないかと、挨拶しました。

菅義偉新総理が、日本共産党の控え室に挨拶に来られました。堂々と論戦を挑みますと小池晃さんがいうと、もちろんどうぞと答えました。その後安倍晋三元総理も退任の挨拶に来られました。


2020911 農業生産法人(有限会社)当麻グリーンライフなどを視察
 二日目は、北竜町から当麻町へと移動。(途中、黄倉良二さんの農地を視察)。
 農業生産法人(有限会社)当麻グリーンライフは、当麻駅の駅舎の一角にありました。代表取締役の瀬川守さんから、事業の内容など説明を受けました。世代を超えて継続・継承できうるのは有機農業・・・。その実施・推進を行い、新規・参入希望者を等の研修・実習の受け入れも積極的に。「持続可能な」生産システムです。有機農業に取り組んでいる「自然耕房」を訪ね、説明を受けました。収穫したら、残ったつるなど畑にすきこんで、肥料は一切使わない。三年間は不作だったが、三年以降、地力が上がって作物が良くなっていった、など驚きでした。今までトマトは続けて作ると連作障害が出るので、土の入れ替えが不可欠だと思ってきたことなど、ー固定概念が大きく変わるお話でした。あらためて有機農業と種の世界の奥深さを思い知らされました。

 最後に、道立総合研究機構、上川農業試験場を訪ね、水稲新品種の開発、栽培技術など学ぶことができました。昭和55年から優良米早期開発プロジェクトを立ち上げ、量の時代には多収穫性、耐冷性、耐病性を、質の時代には良食味・良質、耐冷性病性を追求してきたこと。北海道の土壌や気候にあった開発、育種など10年もの時間をかけてきただけに、どんなに美味しい米だからと言って、他県の種を持ってきて植えても育たないなど、試験場のほ上の稲を見て実感しました。


2020910 北海道北竜町で調査
 北海道のひまわりの里といえば北竜町です。その北竜町で北海道在来種の黒大豆で黒千石という品種の豆がありますが、栽培の難しさから姿を消して「幻の大豆」と呼ばれていました。
 ところが農業研究家の田中淳さんによって、原種が発見され、岩手県で試験栽培。黒千石を里帰りさせることが出来て、北竜町での栽培が始まり、町の特産にしようと努力されるなかで、復活。
 黒千石事業協同組合理事長の高田幸男さんから、お話をお聞きすることができ、あらためて苦労の大きさと思いの深さを感じました。それだけに法改正によってこうしたご苦労が損なわれることのないように、注意を払わなければなりません。
 黒千石の圃場を見学した後、お昼に黒千石のハンバーグ定食をいただきました。黒千石のカレーライスというのもあります。
 
 

 午後は、農事組合法人「ほのか」の事務所をたずねました。
 2014年に複数の農家で法人を立ち上げて、水稲、大豆、ひまわり、施設メロンなど作付け。「このままでは共倒れしてしまう」と決断して突破口を開いたと言います。大学生との農業体験交流や農業観光収穫体験、実習生の受け入れにも取り組んでいます。若い夫婦もなん組かあり、賑やかな仕事場です。心意気が伝わりました。調査には「北海道 種の会」の久田徳二さん、「種の会顧問」黄倉良三さん(元北竜町農協組合長)が案内して下さいました。国会からは田村貴昭衆議院議員、北海道の畠山和也前衆議院議員と秘書の皆さんが参加しました。


202099 北空知農民連の皆さんと懇談
旭川空港から滝川市へ。北空知農民連の皆さんと懇談をし、種苗法をめぐる問題について聞き取りをしました。

202098 農民連 牛マルキンの要請に同席
 農民連全国連合会が、新型コロナ対策について、牛のマルキン対策など、四項目で要請しました。
 マルキン事業は、国が4分の3、生産者団体が4分の1負担で積立てた基金をもとに作られていますが、交付額から生産者負担分を削除せず、政府負担による9割補填を求め、行われていました。これを10月以降も延長すること。終息が見通せていない中で生産者の積み立て金が不足している35都道府県で交付額を減額せず、国が財政支援をし、せめて9割の補填を求めました。
 またコロナ禍のもとで、価格下落幅の長期化が予想されるもので、従来の枠組みにとらわれない畜産農家への支援策を求めました。インターネットで各地を中継し、宮崎県、鹿児島県、島根県、福島県、岩手県の畜産農家も参加して交渉しました。


202096 自伐型林業調査 札幌市 北海道自伐型林業推進協議会と懇談
 「自伐型林業協議会」の皆さんと、札幌市手稲区の森林を視察し懇談しました。千葉尚子、長屋いずみ、佐々木明美の札幌市の三市議とともに、自伐型林業の皆さんがどんな取り組みをしているのか学ぶ機会となりました。
 今回視察した山は、人工林とは異なり、ミズナラやイタヤカエデなど多様な樹種の広葉樹の天然林で自然更新の力を生かして木が成長出来るように、不要な木を間伐する、そのために作業道は2.5メートル幅で大型機械を入れず、チェーンソーで作業を進めているそうです。
 自伐型林業者が活用できる国の「森林・山村多面的機能発揮対策」事業予算が、32億円ほどあったのが今年度13.5億円まで削減されているので拡充してほしいと要望されました。


202095 北海道胆振東部地震 仮設住宅の方と懇談
 追悼式の後、仮設住宅を訪ね、入居期限が二年と迫っているなかで、災害公営住宅に入ることが決まっている人、まだ決めかねている人、仮設での生活をさらに続けたい人など、その悩みを聞いて、それぞれの解決のために、力を尽くさなければなりません。
 厚真町でもむかわ町、安平町でも仮設住宅の皆さんから、意見をお聞きしました。高齢になって独り暮らしの方もいます。緊急通報システムを利用出来るようにしてほしいという声も出されました。
 むかわ町ではJA鵡川にも立ち寄り、新たに出来た乾燥施設やトマトの撰荷場を視察。農協の皆さんの「生産意欲に繋がっている」との安堵の声もありました。
 

 その後札幌に戻り、清田区では、吉岡ひろ子札幌市議とともに、里塚中央町内会の盛田会長にお会いしました。液状化で地盤沈下の被害を受けた地域の工事の現地を見て、説明を受けました。一時避難していた住民の九割が戻ってくることになっているなど、住民の不安にこたえ、情報提供のニュースを送るなど、献身的に奮闘されている会長さんに頭が下がりました。


202095 北海道胆振東部地震から2年
 明日、9月6日は北海道胆振東部地震から二周年を迎えます。今日は、厚真町で追悼式が行われ、岩渕友参議院議員、畠山和也前衆議院議員、松橋千春衆議院9区の予定候補者とともに参加し、献花しました。
 追悼式に先立ち、被害が大きく、37名が犠牲となられた厚真町でもっとも犠牲となられた方が多い吉野地区で献花。
 さらに奥の富岡地区まで足を伸ばし、総合福祉センターに戻り追悼式に参加。新型コロナ禍に配慮した形で行われ、宮坂尚市町長と議会議長の式辞を受け、短時間で終えました。
 山地崩落でも人家があるところは優先的に土止め工事が行われていましたが、人家がないところは手付かずです。
 二年たち、仮設住宅を出る期限がきているなかで、災害公営住宅への移転についての悩み相談が議員のもとに寄せられています。被災者の悩みに寄り添い、解決に取り組んでいる町議さんたちの活躍に、頼もしさを感じ、国政でも連携して取り組む決意を新たにしました。