2020年9月11日
農業生産法人(有限会社)当麻グリーンライフなどを視察 |
二日目は、北竜町から当麻町へと移動。(途中、黄倉良二さんの農地を視察)。 農業生産法人(有限会社)当麻グリーンライフは、当麻駅の駅舎の一角にありました。代表取締役の瀬川守さんから、事業の内容など説明を受けました。世代を超えて継続・継承できうるのは有機農業・・・。その実施・推進を行い、新規・参入希望者を等の研修・実習の受け入れも積極的に。「持続可能な」生産システムです。有機農業に取り組んでいる「自然耕房」を訪ね、説明を受けました。収穫したら、残ったつるなど畑にすきこんで、肥料は一切使わない。三年間は不作だったが、三年以降、地力が上がって作物が良くなっていった、など驚きでした。今までトマトは続けて作ると連作障害が出るので、土の入れ替えが不可欠だと思ってきたことなど、ー固定概念が大きく変わるお話でした。あらためて有機農業と種の世界の奥深さを思い知らされました。
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最後に、道立総合研究機構、上川農業試験場を訪ね、水稲新品種の開発、栽培技術など学ぶことができました。昭和55年から優良米早期開発プロジェクトを立ち上げ、量の時代には多収穫性、耐冷性、耐病性を、質の時代には良食味・良質、耐冷性病性を追求してきたこと。北海道の土壌や気候にあった開発、育種など10年もの時間をかけてきただけに、どんなに美味しい米だからと言って、他県の種を持ってきて植えても育たないなど、試験場のほ上の稲を見て実感しました。
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