2019年10月20日
台風19号調査 福島県本宮氏 |
台風19号の被害をうけた福島県・本宮市に入りました。渡辺忠夫市会議員と福島農民連の佐々木健洋事務局長とともに、駅近くの避難所へ。日中は自宅のかたずけに戻って作業をしているので、市の担当者の方に、災害救助法で改善できる避難所の生活について、「こうすれば改善できます」というチラシをわたし、遠慮なく県や国に求めてください」とお願いしました。市内の浸水ヵ所で一階部分が水没したKさんのお宅にお見舞いして、お話をお聞きしました。「二階で寝ていたが、一階で寝ていた夫がピチャピチャという音で目が覚め、畳が浮き上がって浸水していることに気がついて、二階で避難。命の危険にさらされて、恐ろしかった」と語りました。毎日、かたずけはしているが、一階はとても住める状況ではない、移れる住宅があるなら移りたいけれど・・」と。一日も早く安心して住める住まいの確保は切実な願いです。
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建設資材の卸しの株式会社の被害も、浸水で一階部分のひさしのところまで水に浸かって、ガラス、サッシ、コンピューター含めると一億円近い被害額になるのではないかと。排水機場のポンプが故障して動かなかったことも・・・。「点検をしていなかったのか?」という疑問も。検証が必要です。その後商店街へ。三代にわたって和菓子の店を営んできたKさんは、阿武隈川の堤防の工事が来年完成する予定だったが、工事中の低いところから水が溢れ、一気に水かさが増したといいます。膝くらいの水が30分くらいで胸の高さに。命がけで逃げたといいます。お菓子を焼く焼き釜、一つで500万円(×2)、餅つき機、冷蔵庫など水没した。再建するためには、資金が必要だが、借金しても息子に後を継げといって良いのか・・・と悩んでいました。このあと、市役所に。
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