日本共産党参議院議員 紙智子
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活動日誌

20081031 北海道無年金障害者訴訟最高裁裁判の報告集会に参加
 北海道無年金障害者の訴訟の最高裁判決は、原告の皆さんにとっても、家族の方々にとっても、とても受け入れがたい残念な判決でした。学生無年金者の問題は、国の制度の不備から起こっている問題です。20才を越えた学生で、国民年金に加入していない時期に障害者になったために年金の適応外にされ、国は長期にわたってなんの救済策もとりませんでした。本来、なぜ無年金者が生まれたのか明らかにし、真剣に解決への手をつくさなければならないのに、裁判において、無年金の障害者の思いに背を向けるというのはあまりにも冷酷です。この間の運動、裁判によって社会問題となり、世論に押されて「特定障害給付金」が支給されるようになったとはいえ、きわめて不十分です。全ての無年金障害者の救済を年金制度の枠内で解決すること、特定障害給付金を障害基礎年金並みに引き上げること。また障害者が自立して生活できるように基礎年金、各種手当てを大幅に引き上げるべきです。原告の皆さんの(札幌からの参加者も多く)発言を聞き、国会でもしっかり議論していかなければならないと思いました。
 「もう止めようよ!障害者自立支援法10.31全国フォーラム」が行われ、デモ行進が国会に。議員団でエールの交換をしました。

20081030 障害者自立支援法を一から出直し、新たな法制化を求め要請に
 明日31日に開かれる全国フォーラム「もうやめようよ!障害者自立支援法10.31全国フォーラム」に先だって、国会議員への要請行動で、東京と千葉の障害者のみなさんが私の部屋にも来られ、要望書を届けてくれました。自立して生きたいと一人で車いすの生活をしているが、ヘルパーさんのなり手が少なく、このことを解決することは利用者にとっても切実な問題であること、来年通常国会で定時の見直しが行われることになっているが、この制度の設計の基本に問題があるので、障害者の立場に立った新しい法制化を求めると言う要望です。現実に自治体によってサービスの質にも格差が生まれており、正していかなければなりませんし、そもそも「応益負担」という考え方自身が問題であり、本当に抜本的な出直しが必要だと思います。

20081028 サンルダム本体着工予算の概算要求に関する財務省ヒアリング
 「サンルダム建設を考える集い代表」をはじめとする10団体の名前で代表者の方とジャーナリスト、公共事業をチェックする議員の会から、私と民主党の大河原議員、松野議員の秘書が参加し、サンルダム本体着工予算の概算要求に関する財務省のヒアリングを行いました。「流域委員会で疑問が出され、それらの疑問が何ら解消していないのに本体工事の着工はおかしい。財務省は予算をつけるべきではない」「説明責任はどのように果たされるのか」「予算の検討段階で、それぞれの建設計画が妥当かどうか、どういう基準で判断するのか」など質問が出されやりとりがされました。

20081027 知床砂防ダム改良工事現場調査で林野庁から説明受ける
 25日のイワウベツ川支流の赤イ川の調査です。知床世界遺産域内の砂防ダム改良工事が終わった場所と、その奥に今後改良するダムがあります。林野庁からは「撤退ではなく改良」と説明される(ダムが削り取られ、地盤を針金で固定し石ころが動かないようにしたという)が、ダムによって段差が大きく、サケ・マスが遡上できなかった川に再びサケが遡上しているのが確認されました。今年は気温が高いこともあるのか、尾数は少ないと言うことですが、産卵のために、流れに抗して懸命に上るサケの姿に感動、もっと先まで遡上できるようにしてやらなければと思いました。

20081026 釧路市長選挙の応援に入る
 26日釧路市長選挙が告示となり、応援に入りました。11月2日が投票日となります。松永としお元市議が党公認の市長候補として立候補。総選挙と一体に市民本位の市政実現をめざしてたたかいます。現市長が任期途中で、次の総選挙に自民党から出馬することになり、後任をめぐって、自民党の道議と市議が出ており、民主党、新党大地が片方を応援するという、異常な選挙に、市民からも疑問の声が出されています。朝9時からの第一声は、バケツをひっくり返したような激しい雨にもかかわらず、支持者、後援会のみなさんが傘をさしたり、カッパを着て集まりました。午後からは雨が上がり、青空が出てきましたが、「よくぞ共産党、候補者を立ててくれた」という歓迎の声が聞かれ、松永市長候補は、元気いっぱいに「市政を切り替える三つのチェンジ」を訴えました。写真は松永候補が訴えると、徐々に人が集まり始めている様子。
 


20081025 林野庁の砂防ダムの改良調査へ
 知床が世界遺産になったもとでIUCN(国際自然保護連合)の調査団が調査を行い、報告書の中で遺産地域の管理のための宿題を出しており、その中には、生態系や生物多様性の維持、保全、海洋資源の管理など、そのために必要な今後の課題を提起しています。サケマスの遡上や自然産卵を阻害している工作物については可能な限り撤去を含めた改善についても指摘しており、その指摘に基づき、ダムの改良工事が行われ、実際にほとんど「撤去」に近い形になったダムの現場を見学しました。写真はその中のイワウベツ川支流の赤イ川の改良後の写真です。
 これはピリカベツ川の治山ダムにスリットを入れた改良後の写真。

20081023 茨城県つくば市議選応援に
 26日投票日まであと3日、つくば市議選で4人全員の当選をめざす選挙の応援でつくば市入り。団長の滝口隆一さん、橋本けい子さん、青木道子さん、田中サトエさんの四人の候補者を応援しました。写真は、橋本けい子候補(現職)といっしょに街頭から訴えているところ。

20081022 「ダム建設ありき」の河川行政の転換求め申し入れ
 「ダム建設ありき」改め、住民参加を徹底し、「流域住民が主人公」の河川行政への転換を求める申し入れを国土交通省の河川局長に行いました。
 第一に川辺川ダム、淀川水系ダムを直ちに中止し、「流域住民が主人公」の河川行政に転換すること。第二にダム建設は経済社会情勢の変化に対応し、中止・凍結を含め抜本的に見直す。第三にダム建設の中止などにともない、住民の生活再生と地域振興に責任を持って取り組む・・・という三つの柱で申し入れました。
 穀田国対委員長、佐々木憲昭さん、塩川鉄也さん、仁比聡平さんがそれぞれ発言、私も、サンルダムの問題について示し、中止を求めました。

 参議院本会議で「新テロ特措法」(給油継続法)の審議が行われました。悔しいことに、日本共産党は質問にたてません。民主党、自民党、公明党の質問と答弁を聞きながら、「日本共産党にも質問させてほしい」と思っていたら、後ろの席から仁比議員の大きなヤジが聞こえました。「そういうなら、何で徹底審議をしないのか!共産党にも質問させろ!」。一瞬皆が振り返り、民主党席から誰かが「そのとおり」と。

20081021 なくせじん肺全国キャラバン請願デモ激励
 「なくせじん肺、全国キャラバン」の請願デモのみなさんが国会へ来ました。北海道から九州までの参加者が力強くシュプレヒコールをあげアピールしました。井上、仁比、大門、紙で激励しました。
 衆議院では本会議で、給油延長法案(新テロ特措法)が通過しました。このあと参議院に送られてきますが、参議院では廃案めざして徹底審議でがんばりましょう!


20081020 北海道民医連、看護・介護の人材確保、待遇改善求める
 19日の日比谷公会堂で行われたストップ医療・介護崩壊増やせ社会保障費10.19中央集会が開かれ、これに参加した北海道民医連の看護師さんや介護士さん、医療従事者のみなさんが国会を訪れ、深刻な人材不足にある医療・介護現場の実態とともに要求署名を持って厚生労働省への要請、国会議員への要請を行いました。安心して働けないほど低賃金、労働条件が悪化し不安定な実情を打開したいと語られました。朝の打ち合わせで、私から国会情勢の報告をし、日本共産党として昨年12月に5つの緊急対策を提言(「賃金特別加算」措置をとることや、事業への報酬を大幅に引き上げること、ただし、利用者の負担に連動しないようにするなど)を紹介し、ともに実現にむけて力を合わせましょうと話しました。記念に写真を撮りました。

20081019 札幌清田区で街頭宣伝
 日本共産党の政策宣伝カーが1号車、2号車と運行を始めました。今日は、札幌中心に運行している2号車で、札幌清田区を回り、4カ所で演説しました。清田区の市会議員候補である吉岡ひろこさんといっしょに、宣伝カーで訴えました。日曜日でスーパーに買い物に来た人たちに訴えましたが、所々立ち止まって聞いてくれたり、「応援しています」と声をかけてくれる人がいました。

20081018 砂川市で日本共産党演説会開催
 砂川市で総選挙勝利に向けた演説会が開かれ、比例候補者の宮内聡さんといっしょに私も弁士で参加しました。空知地方はすでに稲刈りが終わって、刈り取りの後に残った落ち穂をついばむ鳥の姿が見られました。朝晩の冷え込み、山々の紅葉もすすみ、一段と秋の深まりを実感。上砂川町、奈井江町からの参加もあり、後援会のみなさんとも、しばらくぶりに握手を交わすことができました。宮内聡さんは、間近に迫った総選挙で、「今度こそ衆議院へ送り出して、働かせてほしい」と力強く訴えました。私も、臨時国会の様子を伝えながら、日本共産党の役割の大切さを訴えました。砂川市の商工業者の後援会を立ち上げてがんばっている会長さんから、宮内さん当選のために、後援会員を増やしてがんばっていることが報告され、大いに激励されました。

20081015 原爆症認定集団訴訟、千葉地裁でも原告勝訴!
 昨日、千葉地裁で、原爆症認定集団訴訟の判決が下されました。広島、長崎で被爆したことが原因で発病しているにもかかわらず、厚生労働大臣は原告二名について却下処分をしていましたが、裁判は却下処分を取り消して原爆症と認めました。肝硬変や脳梗塞など発病し苦しんでいた高田末子さん、田爪スミエさんが認められたことは、本当に良かった。4月以降大阪と仙台の2つの高裁、そして長崎、大阪、札幌地裁を含め9つの地裁判決に続き、千葉も連続した勝利!国はこの結果を真摯に受け止め、控訴をしないこと、これまでの控訴も取り下げるべきです。すでに58人の原告が亡くなっていることを考えるなら、一刻も早く原告のみなさんと家族のみなさんに謝罪し、一括解決にとりくむべきです。厚生労働省前の座り込みに激励に駆けつけました。
 今日は参議院予算委員会で補正予算のテレビ質問が行われ、日本共産党の小池晃さんが質問に立ちました。ちょうど今日10月15日が後期高齢者の年金からの4回目の天引きの日と言うこともあり、「こんなに国民の怒りが強い後期高齢者医療制度は廃止すべき」というきびしい追求が行われました。麻生総理の答弁も、桝添厚生労働大臣の答弁も、何の説得力もありませんでした。片道10分、往復25分間、委員会室は、野党席から応援の声がかかる一方、閣僚席は沈黙、まったく反論の意思も感じられませんでした。

20081011 北斗市、江差町で日本共産党演説会
 総選挙勝利に向けて、北斗市と江差町の二カ所で演説会が取り組まれました。北斗市は旧大野町と上磯町の合併によって、地域が広くなりました。函館に隣接する農業地域です。広範な地域から参加していました。終了と同時に、車で江差町へ。江差町での演説会は久しぶりです。風が強い中、奥尻島からも参加していました。恒例の江差追分で始まりました。コンクールで優勝した実力の持ち主とあって、すばらしい歌声でした。「私も現役の漁業者、油の問題では苦労しています。日本共産党に期待しています」と激励を寄せてくださいました。北海道での日本共産党の議席回復なしに政治転換はあり得ないと、選挙に向けた取り組みを一気に飛躍させようとの地元の心意気を感じつつ江差町を後にしました。北海道では紅葉が美しい季節になりました。
 我が家の近所の庭に珍しい花が咲いていました。花の名前は、「ムラサキシキブ」とか。

2008108 「慰安婦」問題の一日も早い「解決」を求める院内集会開く
 売買春問題にとりくむ会に参加する幅広い女性団体が主催して日本軍「慰安婦」問題の一日も早い解決を求める院内集会が開かれ、参加しました。「日本軍「慰安婦」問題をめぐる世界と日本の動き」と題してWam事務局長の渡辺美奈さんの講演があり、その後の「各政党からのあいさつ」で日本共産党を代表して決意を述べました。社民党、民主党からも参加していました。
 11月23日、24日、25日と第9回アジア連帯会議が予定されており、そこに向けて、国会を動かす取り組みを強めようとの主旨です。国際的にもアメリカ、オランダ、カナダ、EUと、従軍慰安婦問題で、決議や動議が上げられている中で、いよいよ日本の国会の態度が問われています。日本の取り組みが重要になっています。解決に向けた取り組みを、強めなければなりません。


2008106 民青同盟のみなさんが訪問
 昨日の明治公園での全国青年大集会(4600人参加)に参加した民青同盟員の代表が私の部屋へ要請を持って訪問してくれました。岡山県、徳島県、和歌山県から4人の女性で、一人は「将来農業をやりたいんですが、労働報酬が200円以下では、不安。共産党の農業再生プランを実現して、安心してやりたい」と。若者の間でも、農業への感心が高まっていることを話してくれました。話を聞きながら、まっすぐ前に向かって希望を持って政治を変えたいとがんばっている姿に、何とも言えないうれしさがわいてきました。記念にハイ!チーズ。

2008105 神奈川・秦野市食と農業を考えるシンポに参加
 神奈川・秦野市で「食と農業を考える」シンポジウムが開催されました。神奈川県秦野市までは、東京から電車に乗り継ぎ約1時間半です。神奈川の都市農業の先進になろうと意欲を燃やす秦野農協の松下雅雄組合長、横浜国立大学名誉教授で大妻女子大教授の田代洋一さん、新婦人神奈川県本部の並木早苗さんと私の四人がパネリストとなり、はたの君枝元参議院議員のコーデイネーターで始まりました。農協の直売所「じばさんず」の話に感心。
 参加は260人と感心の高さにも驚きました。
「零細農業でも生活できる価格保障は本当に必要だと思います・・」「義務教育の中で食と農業と教育の結合などカリキュラムを作ってはどうでしょう」「世界の食糧危機と日本の責任について理解を深めることができた」「生産者と消費者が互いを理解する上でも貴重な場であったと思います」「農業問題の話を聞くのは初めてでした。回りは価格だけを考える状況でしたが、みんなが考えなければならない。実際に努力している人の話に感動しました」など、たくさんの参加者から感想が寄せられました。


2008104 大阪・八尾市で農業と食の問題を考えるつどい開催
 大阪・八尾市で「農業と食の問題を考える集い」が開かれ約150人が参加しました。八尾市の田中誠太市長が来賓としてあいさつ、副市長も参加されました。野沢みちあき大阪14区候補の司会のもと、私からは、汚染米の不正流通の問題と、日本共産党の農業再生プランの内容を紹介、農業従事者や消費者、税関関係者、など6人のパネリストが発言、会場からも意見や質問など出され熱心な討論が行われました。大阪では三笠フーズから流通した汚染米で、保育園、介護施設の給食を出したところもあり、大きな衝撃を受けていただけに、食の安全、安心への取り組みの必要性に対する切実な声が出されていました。
 感想文が寄せられましたが、その中に悩みや、疑問もありました。一人の方は、「持続可能な地球を子孫に残すと言うことで有機栽培をやっているが、64億人の人口の食糧を供給するには、科学肥料亡くして成立しない。どう考えたらいいのか?」というものです。環境問題、人への健康を考えれば、化学肥料などは極力使わない方がいいと言うことは、はっきりしていますが、現実にはまったく使わなければ、収穫量が落ちると言うのもわかります。化学肥料を使わなくてもできる技術のさらなる研究が求められているのでしょうし、大事なことは、その方向に向かって努力し続けることだと思います。
 もう一人の方は、「日本の食品が輸入食品より高いのはなぜか、また日本産の食品の方が安い仕組みにできないのか」という疑問を持っています。日本の農産物が高価なのは、日本の物価が高いことがあります。人件費をはじめ輸送費や資材費など高いため、諸外国と比べ割高になります。でも中には、不当に利益を上げているところもあるでしょう。これにはきびしくチェックすることとあわせて、庶民の懐を暖める総合的な経済対策が必要だと思います。


2008102 原爆症認定の解決へ厚生労働省に要請。志位委員長代表質問
 原爆症認定集団訴訟の早期解決に向けた、国・厚生労働省への要請に、訴訟全国原告団のみなさんが来られ、院内集会で議員にも訴えられました。原告のみなさんの平均年齢は78歳、まさに命がけのたたかいによって、9月22日の札幌地裁の判決は、勝利判決。先の大阪、仙台の2高裁、長崎、大阪の2地裁の判決に続き「新しい審査の方針」がなお被爆の実態に見合っておらず司法との乖離が大きいことをしめしました。すでに59人の原告が亡くなっており、原爆症による疾病、生涯にわたって苦しむ被爆者の救済は一刻の猶予も許されません。それを受けて日本共産党被爆者問題委員会が、厚生労働省への申し入れを行いました。国は控訴を取り下げ原告全員の救済を決断すべきであり、特別の審査体制をとって全員の認定作業を進めるべきです。
 衆議院本会議で、志位委員長が代表質問に立ちました。麻生総理の歴史認識をはじめ、働く貧困層、後期高齢者医療制度、社会保障の財源、汚染米と農業再生問題、日本経済の立て直し、インド洋への自衛隊派遣問題、基地問題など質問。麻生総理の答弁は、どの問題でも、今日のひどい事態を作った自らの政治の責任への自覚も反省もまったく見あたらないものでした。