日本共産党参議院議員 紙智子
お知らせプロフィールご意見私のスケッチブックホーム

活動日誌
かけある記
掲載記事
国会質問
この人と語る
食と農
北海道・東北
リンク

















活動日誌

2008630 余市町の漁協でイカ漁師から燃油問題聞き取り
 宮内聡比例候補、花岡ゆり子道議と、地元余市町議会議員団4人でそろって余市漁業を訪ね、燃料費の値上がりで存亡の危機に立たされている実態について聞き取りを行いました。北後志イカ釣り漁業船主協議会の図司貞一会長と懇談。「イカの価格は、小ぶりのイカ50〜60杯一ケースで950円から1300円。経費は一ケース900円以上かかるから生活できない」「省エネ対策といっても間に合わない。浜の実態をわかっていっているのか」と語りました。いかの群れがいるところまで船を走らせるには4時間、5時間かかる場合もある。ゆっくり運転していたのでは鮮度が落ちてしまうと実情も示しました。写真は、図司さんのイカ釣り船。漁に出られる日を待っています。

2008629 岩見沢「日本農業の再生を考えるシンポジウム」に1000人の参加
 党中央主催の「日本農業の再生を考える」シンポジウムが北海道・岩見沢市で行われ、1000人もの参加者で会場はいっぱいになりました。現地の稲作農家の佐々木昭博さん、きたそらち農協前組合長の黄倉良二さん、北海道大学名誉教授の大田原高昭さん、党書記局長の市田忠義さんの四人がパネラーとなり発言した後、会場から次つぎと質問や意見が出され、相方向の活発なシンポジウムとなりました。会場が一体となり、真剣が討論が行われ、あらためて関心の高さを感じました。

2008628 よみがえれ!有明訴訟、佐賀地裁で勝利判決
 27日佐賀地裁で「よみがえれ!有明訴訟」の画期的な勝利判決が下されました。福岡、佐賀、長崎、熊本の有明海沿岸の漁業者2500人が国の諫早干拓事業で、有明海の環境が変化し被害を受けたとして、国に潮受け堤防の撤去や南北排水門の常時開門を求めて裁判を起こしたものです。これまで漁民の訴えに耳を貸さず開門調査を拒みつづけてきた農水省の姿勢に判決は「立証妨害」とまで言い切りました。農水省がふたたび控訴することは断じて許されません。
 北海道比布町での日本共産党演説会が行われ、宮内聡比例候補、小選挙区6区と比例重複のおぎう和敏候補とともに、弁士として参加し、日本共産党への支持を訴えました。しばらくぶりのご当地の演説会には、なつかしい顔もたくさん見えました。田園風景がいっそう美しさを加えていました。

2008626 埼玉3区草加アコスホール演説会
 埼玉3区草加市、アコスホールでの演説会に参加、伊藤岳比例候補とともに訴えました。

2008625 大阪泉州地域の農業と食の問題を考える集いに450人参加
 泉州地域の農業と食の問題を考える集いが、日本共産党阪南地区主催で行われ、450人もの参加者で会場はいっぱいになりました。報告者も多彩な顔ぶれです。JA大阪泉州の直売所「こーたりーな」の店長の高田英範さん、税関行政研究会の福本武さん、元農水部流通対策室長の山下徹雄さん、生産者を代表して山下久子さん、岸和田子どもの食と健康を考える会の山口恵さん、衆議院19区予定候補のわけ豊さんと、6人の方がそれぞれの立場から報告しました。私は農業の再生プランを報告。会場からも質問や意見が出され、日本共産党の再生プランへの期待とともに、要望なども寄せられました。宮本岳さんが閉会あいさつ。泉州地域は、たまねぎの生産の発祥地でもあり、昔はたまねぎ小屋にたまねぎをつるす風景が見られたそうです。水ナス、キャベツなどの野菜の産地としてがんばっています。初めて水ナスの浅漬けを賞味しましたが、これが本当にみずみずしいおいしさで「なるほど!水茄子だ!」と納得しました。
 「こーたりーな」という関西弁の直売所も年間11億の売り上げを上げており、750戸の農家が参加し、朝収穫した野菜を出しています。都市農業の特徴を学ぶことができました。
 集いに先立って、岸和田のだんじり会館を見学しました。テレビでは見たことがありましたが、初めて本物を見ることができました。江戸時代中期に始まり300年余の伝統を誇るだんじりまつりは、この地で生まれ育った庶民の手で受け継がれはぐくまれてきました。大きなやぐらを大勢の男たちが引っ張って町の中を走る、勇壮な祭りです。衆議院比例候補の宮本岳さんの地元で本人も参加するそうですが、さぞ本物のまつりは、迫力があるのだろうと思いました。この町は城下町でお城がありお堀のまわりをにぎわう人々の様子が目に浮かびました。いつか実際に見てみたいものです。


2008622 福島「日本農業の再生を考えるシンポジウム」に260人、議論沸く
 福島県郡山市の県農業総合センターで「日本農業の再生を考えるシンポジウム」が開催され、県内各地から260人が参加し、熱気あふれるつどいとなりました。JA中央会の中島精一氏、生協連会長の熊谷純一氏、農業者からは60ヘクタールの水田経営の柳田勝氏と日本共産党から私の四人がパネリストとなりました。宮本しずえさんがコーデイネーターをつとめ、3時間のシンポジウムとなりました。「減反政策をやめるべき」という声や「飼料、肥料、燃油高騰で、たいへんだ。救済の対策をぜひやってほしい」など切実な農家の声も出されました。フロアーからの意見にパネリストもていねいに答え、相方向での活発な討論ができました。私自身も、また認識を深めることができました。準備されたみなさん、ご苦労様でした。

2008621 茨城革新懇の「食料の安全と農業再生を考える」シンポに参加
 茨城県・取手市で茨城革新懇が主催して開かれた「食料の安全と農業再生を考える」シンポジウムに参加しました。茨城大学の小林久教授と農民連茨城県連会長の田口正敏さんとともにパネリストとして発言。会場からはたくさんの質問が出され、あっという間の二時間半が過ぎました。小林先生からは「農家の所得は最低でも年に3−4百万円は補償される必要があるのではないか」と述べ、田口さんは「年間所得は2百万円。米価下落や肥料価格の高騰で先が見えない現状だが、この再生プランに希望をつないでいる」と述べました。会場から、遊休地を再生するネットワークづくりに取り組んでいる活動も紹介され、みんなで取り組んでいく重要性が深められました。

2008620 さいたま文化センターで日本共産党演説会
 久しぶりに、あやべ澄子さんと一緒の演説会に参加しました。南浦和駅から近いさいたま文化センターで南区中心に取り組まれました。幕開けは、松平晃さんのトランペットによる演奏、続いて市民の側からの訴えがありまりました。あやべ澄子さんは、衆議院議員選挙の比例候補者として北関東地域を走り回る日々ですが、そこで寄せられる切実な声を紹介しながら、日本共産党の北関東ブロックでの二議席確保を力強く訴えました。私は、ちょうど閉会となった169通常国会について、民意が政治を動かしている国会の様子、国民運動と結んで、福田内閣を攻勢的な論戦で追い詰め、後期高齢者医療制度でも、派遣労働の問題でも、食糧農業の問題でも悪政打開のために、力を発揮している日本共産党の役割を示し、選挙での支持を訴えました。写真は出口での挨拶の様子です。

2008619 札幌で漁業経営危機突破の緊急集会に参加し、激励
 燃油価格が高騰を続ける中で北海道の漁民ら500名が参加し、緊急集会を開きました。参加者全員が「燃油が高くて出漁できん」と書いた黄色のゼッケンに赤い鉢巻を締め、「食料生産を担う漁業を守れ!」「水産物の安定供給に国は責任を果たせ!」とこぶしを振り上げました。全国でイカ釣り漁を二日間の休漁にする行動がとられました。「これは、かつてない漁師の反乱です。漁師の腹の底からの叫びを受け止めて浜のいさり火が消えないうちに国は対策をとってほしい」との訴え。各党の国会議員があいさつに駆けつけました。私は、燃油高騰の主犯ともいえる国際的な投機を規制するルール確立とエネルギーの安定供給に政府として全力を挙げるとともに、国内漁業について直接的な漁業経営への支援をすべき、その実現のためにわが党も皆さんと力を合わせるとあいさつしました。

2008617 岩手・宮城内陸地震災害の対策を泉防災担当大臣に申し入れ
 高橋千鶴子、仁比聡平両議員の現地調査をふまえ、防災担当大臣への緊急対策の申し入れに、私も同行しました。奥州市、栗原市のどちらも、合併して大きくなった市であり、水田地帯、限界集落といわれる地域を持っている特徴があること、その実情を踏まえた対策が求められていることが明らかになりました。政府も現地に入り、対策がうたれ始めているものの、地元住民が一番心配していることは、この後天気が崩れ雨が降ると、土砂崩れなどが起きる心配があるので被害者救済を急いでやる必要があること。道路も寸断され、水田の農業用水もたち切られているなかで、復旧の対策も急がれていることなど。泉防災担当大臣は「ありがとう」と述べ、申し入れた内容に、一つ一つ答え、今後の対策に力を尽くしたいと決意を語られました。
 申し入れを済ませ、わが党の災害対策本部会議を行いました。対策本部長の市田書記局長、本部長代理の穀田国対委員長と事務局長の高橋、仁比議員の二人に加え、大門、塩川、紙も対策委員として参加し、今後の対策について話し合いました。地元議員団、東北比例ブロック事務所との連絡を密に取り合いながら、必要な対策をしていくことで確認しました。

2008616 岩手・宮城地震による死者10人に。行方不明者の捜索続く
 14日朝8時43分に起きた岩手・宮城地震は、時間を追うごとにその被害の深刻さ、広がりが判明。この地震により、宮城県栗原市の栗駒地区と花山地区で行方不明になっている13人の捜索が再開され、栗駒地区の旅館、「駒の湯温泉」で新たに遺体が見つかり、地震によって亡くなられた方は10人となりました。つらい作業ですが、一刻も早く、探し出してほしいと願わずにはいられません。現地には、高橋千鶴子衆議院議員、仁比そうへい参議院議員が入っています。明日17日には、岩手・宮城内陸地震災害の第一回の対策本部会議が開かれます。

2008614 ポロト湖畔にあるイオルを訪問しました
 ポロト湖畔にあるイオルを訪問しました。

2008614 白老でウタリ協会加藤理事長と懇談,大通り公園で街頭から国会報告
 6月6日、衆参両院であげられた「アイヌ民族を先住民族とする国会決議」に基づき、このあと、どのように取り組み、具体的な前進を作り出していくのか、白老町に加藤忠北海道ウタリ協会理事長を訪ね、懇談することが出来ました。宮内聡比例候補、花岡ゆり子道議、はたやま和也政策委員長、さとう昭子比例候補、大渕紀夫白老町議会議員が同行しました。加藤忠理事長は、国会決議をあげることが出来たことに、喜びの気持ちを示しつつ、これからは、腰をすえて継続的にとりくんでいきたいと語りました。
 昨日夜、国会から戻り、今日は12時15分から、宮内聡、岡ちはる両比例候補と共に、大通り公園で、街頭演説しました。司会は、はたやま和也さん。今日から、北海道神宮のお祭りが始まっており、公園は、多くの人々が行き交っていました。後期高齢者医療制度のもとで、昨日13日が二回目の年金からの保険料の天引きが行われており、よりいっそう、制度への怒りが高まっています。廃止への決意と共に、政治のおおもとを転換するためにも、北海道における日本共産党の議席回復を訴えました。

2008611 後期高齢者医療制度撤廃に決意。どさんこの会に参加
 後期高齢者医療制度廃止法案が参議院で可決し、衆議院に送られました、徹底審議がもとめられていましたが、本日、民主、社民、国民新党が問責決議を提出し、賛成多数で可決。わが党は、共同提案には加わらず採決では賛成しました。「後期高齢者医療制度」を撤廃させるためには、審議拒否ではなく、あくまで論戦と運動で追いつめることが大道であり、引き続き追求していく決意を固め合いました。国会周辺では、廃止を求める年金組合や、中央社保協、国民大運動実行委員会などが、朝から座り込み、請願行動を行いました。
 この日夜に「どさん子の会」が二年ぶりに開かれ、北海道出身で首都圏の各地でそれぞれ活躍している皆さんと親しく交流し、来るべき総選挙での日本共産党の前進を切り開く決意を新たにしました。
 写真は、この日あった、中央競馬会の従事員労働組合の定期総会でのもの。


2008610 「慰安婦」問題「私たちの公聴会開く
 「慰安婦」問題解決オール連帯ネットワークが主催し、国会内で手作りの公聴会を開きました。EUやオランダ議会で証言した、韓国の吉元玉さん(80歳)と1992年国際公聴会で中国人として初めて被害を証言した万愛花(78才)が、体験を語ってくれました。吉さんは「政治家が力を合わせ力になってほしい。私が土に帰る前にたった一言でも真実を認める言葉を」と述べ、万さんは「当時を口にすることは苦痛の極地」と詳しい被害についてはふれませんでした。それほどむごい仕打ちを受けたのだと、胸が締め付けられるような気がしました。被害者の皆さんの深い傷を、少しでもいやすためにも、日本の私たちが、過去の歴史の事実と向き合って、日本政府の謝罪と補償、誠実な対応を引き出す事だと痛感しました。
 この日、日本共産党、民主党、社民党、無所属議員がそろって日本軍「従軍慰安婦」への補償を行う「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」を参議院に提出しました。

200869 決算委員会テレビ質問で福田総理に迫る!
 決算委員会のテレビ質問で、後期高齢者医療制度の問題と食料・農業の問題で質問しました。後期高齢者医療制度の問題は、6日に廃止法案が、参議院で可決し、衆議院に送られたと同時に、日曜日に投票が行われた沖縄の県議会議員選挙でも最大の争点となり、与党は惨敗、過半数を割る結果となったことは、まさに民意の反映。これを受けて廃止せよと迫りました。また食料・農業問題では、FAO主催の食料サミットで、総理が、自給率向上を公約しているが、国内の現場では、減反が進められており、矛盾した動きになっていることを指摘しました。米が不足しているのに、どうして日本は外国から米を輸入し続け、一方で農家に減反を迫るのか。減反しなくても安心して米が作れるように米の価格保障が必要である、今こそ農政の転換をと訴えました。

200866 衆参の本会議でアイヌを先住民族と認める歴史的国会決議
今日は、歴史的な一日となりました。衆議院と参議院の本会議で「アイヌを先住民族」と認める国会決議があがりました。97年にアイヌ文化振興法ができて以来、先送りされてきた課題の前進へ、その第一歩となるものです。参議院で先に西岡議運委員長が決議文を読み上げ、全会一致で採決。午後から衆議院で笹川議運委員長が読み上げましたが、衆議院では、委員長が、礼服を着て、謹んで述べた、最初の一言が、感動を呼び、場内は大きな感動につつまれました。傍聴席のアイヌ民族のみなさんも思わず目頭を押さえる姿がありました。私にとっても、感慨深い日になりました。写真は5月の官房長官への要請の時のもの。
 今日は野党四党の共同で出した「後期高齢者医療制度廃止法案」が、参議院本会議で可決されるという、こちらもうれしい日となりました。議面集会には、この間国会で座り込みを行ってきた、年金組合のみなさんや、新婦人、労組のみなさんがつめかけ、参議院での法案可決に確信を持ち、この後の衆議院での廃止法案成立に最後までがんばろう!とエールの交換をしました。

200865 農林水産委員会で備蓄米の政府倉庫、山形県飼料米の調査へ
 農林水産委員会の調査で、深川の政府倉庫へ行きました。ここでは約5万トンの米の備蓄をしています。東京都民の約1ヶ月分の備蓄です。新潟のコシヒカリ17年、18年、19年産が保管されていた他、輸入米(ミニマムアクセス米・・・カルフォルニア米)が積み上げられていました。室内温度は13度c。ひんやりしていました。これがあのカルフォルニア米・・・・。
 東京深川の政府倉庫を後にして、羽田空港から飛行機で山形、庄内空港へ移動し、うわさに聞いていた、飼料米で育った「米育ち豚」の牧場へ行きました。とは言っても、配合飼料に10%から15%の米を混ぜた飼料を、出荷するまでの80日間食べさせるということでした。すべて米というわけではないことがわかりました。飼料米を直播している農業者の方から説明を受け、最大の課題は、やはり価格保障にあることを確認しました。
 米育ち豚の試食もすることができ、その味の良さは、納得!


200863 アイヌ民族を先住民とする国会決議(案)を参議院議運委員長に
 アイヌ民族を先住民族とする国会決議(案)を超党派でそろって参議院議運委員長に提出しました。委員長は、「ご苦労様です。今まで無かったことがおかしい」と受け取りました。この決議(案)は、6日の本会議で決議される予定です。

 この後、有明海漁業者救済のため水産庁交渉に参加。11年前、諫早湾干拓事業の潮受堤防の締め切り以降、潮流の減少、赤潮の頻発や貧酸素水の発生など、有明海の環境が激変。魚介類が激減し有明海の特産品だった二枚貝のタイラギの漁獲量がゼロに。長崎県小長井沖や佐賀県大浦沖の漁業は壊滅的な打撃を受けています。こうした漁業者への救済を求めるやむにやまれない交渉でした。引き続き農水省の責任ある対策を問わなければなりません。


200861 国際フォーラム 「温暖化・食糧問題と食糧主権」に参加
 全国食健連が主催して、洞爺湖サミットに向けて、国際フォーラム「温暖化・食糧問題と食糧主権」が行われました。私も参加し、午前中の報告を聞くことができました。IPCCメンバーの西岡秀三氏による「地球温暖化の実態と、解決に向けた課題」、ビア・カンペシーナ国際代表のヘンリー・サラギ氏による「地球を温暖化から救う、持続可能な農業を目指す食糧主権運動」、農民連運動全国連合副会長の真嶋良孝氏による「日本農業の変化と食料自給率向上の意義」と、それぞれ密度の濃い内容で、深まりました。久しぶりの夏日で、御茶ノ水駅付近の雰囲気が良く写真におさめました。