5月28日仙台高等裁判所で、原爆症認定の申請を却下された、仙台市の波多野さん、新沼さんが却下の取り消しを求めた訴訟で、却下処分を取り消した一審判決を支持し被爆者を原爆症と認める判決を示しました。それに続き、30日、今度は大阪高裁でも全員が勝訴。この結果に、長い間、苦しみに耐えてたたかってきた原告とその支援者にとっても大きな喜びの判決となりました。二つの裁判の判決は、被爆者切り捨て行政に無反省な、国に対する司法の怒りを示し、厚労省が四月から運用始めた新基準が六つの地裁判決が求めた水準に達していないことを明らかにしました。日本共産党は、この結果を受け、直ちに舛添厚生労働大臣に訴訟の全面解決と認定基準の抜本的見直しを申しいれました。
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