日本共産党参議院議員 紙智子
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活動日誌

2008531 高知で農業再生シンポ開催、350人の参加であふれる
 高知県南国市で「高知の農業再生を考える」シンポジウムが開かれ、私も参加し、日本共産党の「再生プラン」の報告をしました。パネリストは、米生産農家の中村さん、食物アレルギー問題で浜田さん、県園芸連の弘田さん、県の園芸流通課長の横山さん、学校給食に地場産を導入した南国市の農林課長の西川さんの五人です。フロアー発言の時間がなくなってしまったのは残念ですが、それぞれ熱のこもった発言でした。
 市会議員のみなさんが、シンポジウムを盛り上げようと、チンドン屋スタイル。この他、会場の外では産直の野菜や果物、もちつきもあり、参加者が楽しんでいました。

2008530 原爆症訴訟、仙台高裁に続き大阪高裁でも勝訴!
 5月28日仙台高等裁判所で、原爆症認定の申請を却下された、仙台市の波多野さん、新沼さんが却下の取り消しを求めた訴訟で、却下処分を取り消した一審判決を支持し被爆者を原爆症と認める判決を示しました。それに続き、30日、今度は大阪高裁でも全員が勝訴。この結果に、長い間、苦しみに耐えてたたかってきた原告とその支援者にとっても大きな喜びの判決となりました。二つの裁判の判決は、被爆者切り捨て行政に無反省な、国に対する司法の怒りを示し、厚労省が四月から運用始めた新基準が六つの地裁判決が求めた水準に達していないことを明らかにしました。日本共産党は、この結果を受け、直ちに舛添厚生労働大臣に訴訟の全面解決と認定基準の抜本的見直しを申しいれました。

2008529 きょうされんの第31次国会請願行動で署名受け取る
 全国のきょうされん第31次国会請願行動で国会内で集会が行われ、各党議員への要請が行われました。障害者自立支援法の見直しと小規模作業所等に関する要望書が提出されました。私の部屋にも、北海道のみなさんが訪れました。応益負担の廃止など抜本的な見直し、本格的な所得保障制度の確立、雇用施策と福祉施策の連携のもとでの保護雇用制度の創設、小規模作業所が個別給付事業へ移行しやすいよう新事業の要件を緩和するとともに地域活動支援センターへの国の財政責任を明確にした手立てなど4項目の要望が出されました。
 アイヌ民族の権利確立を考える議員の会の世話人会が開かれ、先住民族と認める国会決議をあげるための最終的な調整を行いました。先立つ5月22日には、日比谷野外音楽堂で集会が行われ、アイヌのみなさんの国会へのデモ行進、両院の議面での請願、町村官房長官への要請行動など、行ってきました。
 写真は、22日の参議院議面でアイヌのみなさんの請願を受けているところ。


2008527 農水委員会で諫早湾潮受け堤防の開門を要求
 5月12日の決算委員で仁比そうへい議員の質問に続いて、今日は私が有明海の再生に諫早湾の潮受け堤防の開門を求める質問を行いました。農水省の短期開門に向けたシュミレーションで、アサリの斃死があったとして、開門をできない理由にしていますが、長崎県のアサリ漁獲量が、2002年の短期開門調査以降1,5倍に増えた資料を示し、開門によってアサリが増えたという漁民の実感を裏付けるものではないかと若林農水大臣に問いました。大臣はアサリが増えたことは認めつつも、「短期開門調査の影響と判断することはできない」と否定。固いよろいを脱ごうとしません。それにしても、一字一句、事務方が書いた文章を読み上げるだけの答弁には、あきれました。
 写真は勤医労の皆さんが要請行動で持ってきた「医師・看護師増やして!」の人形です。

 「医師・看護師増やして!」と看護師確保へ法改正を求めて、全国から看護師らが400人国会議員への要請に来ました。北海道からも、勤医協の看護師さんが集まり、初めての参議院の委員会傍聴と議員への要請に回りました。私は署名提出の集会で国会の情勢報告をしました。

2008525 勤医協元院長阿部昭一先生の偲ぶ会に参加
 北海道勤医協で院長、理事長を歴任し92年から全国民医連会長も務めるなど、民主的医療運動の最前線に立って今日の基盤を築いてこられた阿部昭一先生が、すい臓癌のためご逝去されました。雨の降りしきる中で大勢の方々が参列し、故人とのお別れを惜しみました。札幌市の日本共産党市議としても二期8年、活躍され、札幌市長選挙にも出馬したことがありました。青森出身で津軽弁が心地よく、暖かい人柄、ユーモアにとんだ話しぶりは、とても魅力的で心を動かされるものでした。こころからの哀悼をささげます。

2008523 畜産・酪農追加対策についての申し入れ
 飼料価格の高騰が続く中で、追加対策が必要となっていることから、農水省への追加対策を申し入れました。加工原料乳の生産者補給金でさらなる引き上げを求めたと同時に、現行の配合飼料価格安定制度の下では、生産者の負担が大幅に増え、持ちこたえられない事から(前年同時期と比べ1tあたり9700円も増えています)新たな支援制度創設を訴えました。赤嶺政賢衆議院議員、高橋千鶴子秘書とともに申し入れました。

2008522 輸入食品の検査体制の強化を求める
 輸入食品の検査体制は、その強化が求められているのにもかかわらず、検査率はわずか10,7%にすぎません。検査率の引き上げと、そのための食品衛生監視員の増員を求めましたが、厚生労働省はいつまで何%もであげるのか、目標の設定すらしようとしていません。結局人を増やすことはそれだけ人件費がかかるからです。でも、食品の安全安心のために、検査率を50%まで上げるためには約3000人体制が必要としても予算は300億円程度、安全保障のためだといって自衛隊を30万人、その人件費に2兆円ものお金を欠けていることを考えるなら、決して無理筋ではありません。

2008521 決算委員会で夕張市の財政再建計画の見直しを求める
 夕張市が2006年に財政破綻を表明してから、この二年間に1500人以上の人口が流出しています。このまま人口流出が続けば、さらなる税収不足、地方交付税の減で再建計画そのものが達成困難になります。今年3月に夕張市の市民プールの屋根が積雪でつぶれた際に夕張市に調査に入り、市民の皆さんの声を聞きました。「流出を食い止める計画こそ必要だ」という現地の声に基づき、小・中学校の各一校化の統廃合の見直しや、市立病院の廃止で行われなくなった夜間、救急医療、人工透析の再開ができるように整備すべきと要求しました。市民に18年間で353億円を返済させようとする非情な再建計画そのものの見直しを求めました。

2008520 農林水産委員会でMA米、バイオ法案質問
 農林水産委員会の一般質疑でMA米(ミニマムアクセス米)の問題、バイオ燃料法案についての質問をしました。日本はWTO協定のミニマムアクセス(最低輸入機会)に基づき、1995年から外国産米を輸入してきました。わが党はもともと、国内では米が余ると価格が下がるからと農民に減反を強いていながら、一方で外国から米を輸入することに厳しく批判してきましたが、このところの国際的な穀物市場の激変で、米の価格が高騰し、米不足の事態が深刻にになっている。こうしたもとで日本があくまでも「義務」だと言って米を輸入することが、さらなる悪影響を与えることになり、この際輸入をやめるべきだと迫りました。若林大臣は、「国際的な米需給に悪影響を与えないように留意しなければならない」と答弁しました。

2008519 婦団連の民法の改正を求める請願署名など受け取る
 日本婦人団体連合会の皆さんが、厚生労働、文部科学、農水、内閣府と交渉した後、院内集会を開き、選択的夫婦別姓導入など民法の改正を求める請願署名や戦時性的強制被害者問題解決促進法制定を求める署名など三つの署名を提出しました。私は会期末まで一ヶ月をわった国会の情勢報告と激励のあいさつを行い、署名を受け取りました。これに先立って、吉川春子さんが「従軍慰安婦」の問題について講演しました。

2008518 福祉関係者共同フォーラムに700人
 公的福祉の再生と介護・福祉の人材確保をめざす福祉関係者共同フォーラムが東京・よみうりホールで開かれました。第一部では、NHKスペシャル「ワーキングプア」の製作スタッフの一人だった解説委員の鎌田靖さんが「格差社会〜その本質」と題して講演。二部は「どうする福祉人材確保、福祉制度改善」というテーマでフォーラムが行われました。当初は政党の討論会の予定でしたが、日本共産党以外は都合がつかず、変更され、結局政党のあいさつになりました。私は、15分間の日本共産党の緊急政策「国民の願う高齢者介護、障害者福祉の実現をー深刻な人材不足を打開するために」を報告し、激励しました。

2008513 北海道民医連「後期高齢者医療制度廃止の署名」受ける
 後期高齢者医療制度の廃止を求める署名を携えて北海道民医連の皆さんが訪れました。この日(13日)、日本共産党、民主党、社民党、国民新党の野党4党は、国会内で政策責任者会議を開き、日本共産党からは小池晃さんが参加し、廃止する法案を野党4党共同で参議院に提出することを合意しました。今月末までに提出する方向です。
 農林水産委員会の一般質議で、牛ヨーネ病対策について質問しました。

200859 民法772条見直し「家族の会」の要請うける。鳥インフル申し入れ
 離婚後300日以内に生まれた子は、一律に「前夫の子とみなす」民法772条により、無戸籍となった子供の親たちが「家族の会」をつくり、法律の規定を見直すことの要請に訪れました。昨年、法務省は、この規定をめぐり「離婚後妊娠」については現夫の子として届け出を認める通達を出し、一定の改善をはかったものの、それで救済されるのはわずか一割程度。「家族の会」からは「離婚後妊娠の証明について」医師の証明書がなかなか得られない現状や、調停を行う全国の家庭裁判所の対応がまちまちで調停事態も拒否する家庭裁判所もあるなど、実態を話され、民法の「300日規定」の抜本的な改正と無戸籍児の現状把握、改善を要請されました。解決が急がれます。
 この後、青森県や北海道の白鳥から高病原性鳥インフルエンザウィルスが検出された問題で高橋千鶴子議員とともに、農林水産省に申し入れをしました。佐藤正典消費・安全局長が対応しました。養鶏農家などへの被害につながらないように、死亡鶏の検査や家畜保健衛生所による養鶏場への立ち入り検査の強化、国が全額負担するとしている予防用の消石灰への支援など申し入れました。

200858 公共事業チェック議員の会で諫早湾干拓事業・有明海学習会
 公共事業チェック議員の会で諫早湾干拓事業・有明海問題の学習会を行いました。「よみがえれ!有明海訴訟」の原告の漁民の皆さんからの訴えの後、農水省から質問に対して答弁、反論。研究者の教授からも鋭い質問がされ、農水省側の説明のごまかしがより浮き彫りに。なぜ、中長期開門調査をしようとしないのか、何度聞いても、わかりません。潮受け堤防を閉めたことによって、環境が悪化したことを認めようとしない姿勢には、あきれました。

200857 白鳥からのトリインフルエンザ検出について農水省からレク
 4月21日、十和田湖畔で発見された白鳥の死体と衰弱した白鳥から、H5亜型A型インフルエンザウイルスが検出され、その後、4月24日北海道の野付半島で回収されたオオハクチョウ死体についても調査の結果、5月1日、H5N1亜型・強毒タイプのウイルスが検出された。さらに5月5日、北海道サロマ湖畔で収容されたオオハクチョウも感染が疑われるため、検査を行っていることが、報道された。さっそく農水省消費・安全局動物衛生課の国内防疫調整官に来てもらい、現状と対応を聞き取りました。環境省サイドでは、鳥獣保護法に基づき監視活動を行うと同時に感染ルートの解明、養鶏などへの感染拡大の防止とを呼びかけていること、農水省は、家畜伝染予防法に基づき、立ち入り検査、感染防止のための監視活動、消毒など指導、取り組み強化しているとのことでした。まだまだ気が抜けません。9日対策を申し入れます。

200857 連休明け、日中首脳会談行われる
 連休あけの、議員団会議。今日、与野党の幹事長書記長会談、国対委員長会議、議運が行われ、今後の日程が話し合われます。さまざまな動きを想定しながら、準備をしなければなりません。
 一方中国から胡錦濤国家主席が来日し、今日福田首相と会談し、記者会見をしました。


200855 子どもの日に
 今年の「子どもの日」にあたって総務省が発表した人口推計では15歳未満の子どもは前年比で13万人減の1725万人。過去最低だという。総人口に占める割合は、北海道は全国で3番目に低く、ちなみに最低は東京、ついで秋田。最も人口比で高いのは、沖縄だという。子どもを生み育てることがますます困難になっているということだろうか。子どもの権利条約がつくられて、どれだけ生かす努力がされているのか、しっかり見つめ、打開のために取り組まなければならないと思う。
 写真はエンレイ草。

 赤井川のカタクリの花の群生を見に行きました。今年は、天候に恵まれ、サクラもすでに満開の時期を過ぎていましたが、それでも、山々の淡い若葉の黄緑色の中に山桜のピンク色がきれいでした。

200853 5.3憲法記念日、許すな壊憲!道民集会と、街頭宣伝
 施行から61周年の憲法記念日にあたり、「許すな壊憲!道民集会が札幌共済ホールで開かれ、国会報告をかねた挨拶をしました。4月17日の名古屋高裁でのイラク派兵の違憲判決の画期的な意味について、札幌訴訟弁護団の佐藤博文弁護士からの報告、深川で改憲反対の署名を有権者の過半数集めた北名照美さんの報告、母子加算削減違憲の訴訟を行っている原告の川口さんと弁護団の報告、そして特別報告として海外派兵恒久法の問題点について道憲法会議の竹中雅史さんの報告が続き、記念公演は、牧野富夫さん(労働運動総合研究所代表理事)が、「新自由主義と生存権〜憲法記念日にあたって〜」と題して約1時間10分間。盛りだくさんの中味の濃い集会でした。
 集会終了後、会場から大通り二丁目まで歩いて移動し、12時50分から、憲法記念日の街頭演説会を行いました。はたやま和也さんの司会で、比例代表候補の宮内聡さん、比例と衆議院2区重複候補の岡ちはるさんとともに公園でくつろぐ人達に訴えました。大通り公園は、日差しの強さが増し、ぽかぽか陽気の中で家族でくつろぐ人や、行き交う人々も多く、手を振ってくれる人もいて、終了後、車から降りて、周辺をまわると、応援するから、頑張ってと声をかけられました。

200852 バイオエタノール問題でJA中央会に話を聞きました
 農林漁業有機物資源のバイオ燃料の原材料としての利用の促進に関する法案が国会に提出されており、北海道で取り組んでいる内容を、直接聞き取りをするために、JA北海道中央会を訪ね、担当者から詳しく話を伺いました。地球温暖化が問題になっている中で、我が国は、2010年までに輸送用バイオ燃料利用を、50万`gにすることを計画しているものの、現状ではその大部分を輸入に依存しなければならず、国産バイオ燃料の増産が求められています。しかし技術開発や運送コストなど様々な課題、問題点もあり、あらゆる角度から、深めてみなければなりません。
 写真は二輪草です。


200851 メーデー旭川集会に参加、デモを激励しました
 30日夜、国会から北海道に戻り、今日は朝8時に自宅を出発し、旭川市のメーデー会場に駆けつけました。旭川常盤公園に500名もの参加者がつどい、それぞれのデコレーションを掲げてデモ行進。私は、前日の国会の様子とともに、道路問題でも後期高齢者医療制度、労働者派遣法の改正に向けた取り組み、食料と農業をめぐる問題でも、国民的な反撃が政府与党を追いつめていること、メーデーを結節点に政治のおおもとを変えましょう!と訴えました。いきなり「夏日」というだけあって気温が上昇。参加者の熱気も上がりました。メーデー会場は、木々の若葉が美しく風になびき、さわやかな「風薫る5月」そのものでした。
 舞台では、新婦人の皆さんが日本版「シッコ」を演じて、アメリカの医療体制のひどさと、それをめざす日本の医療の問題を、ユーモアを交えながら、鋭くえぐりました。