日本共産党参議院議員 紙智子
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活動日誌

2006228 季節労働者の冬季援護制度存続・拡充への要請
 季節労働者の冬期援護制度を存続・拡充を求めて27日、28日と二日間にわたり北海道から76人もの代表団が参加し厚生労働省や国土交通省への要請行動を行いました。私の部屋にも訪れ、北海道の実情を述べ、交流しました。1974年季節労働者の失業給付が90日から50日に削られ、当時、地域ぐるみの大運動となり今日の制度をつくらせました。3年間の暫定法として、3年ごとに延長させ、8回27年間続けさせて来ました。実効性をともなって、労働者のみならず地域経済全体に良い効果を挙げ、自治体ぐるみ、全北海道あげた取り組みが積み重ねられてきました。それだけに今回限りで廃止という国の方針は受け入れがたく、今回の行動になっています。国の責任は重大です。

 あわせて、全建総連の「大衆増税に反対する」要請行動が行われました。埼玉土建の支部のかたがたからも訪問を受けるとともに、要請文を受け取りました。「景気は上向きといっても、われわれにはまったく実感できない」「今税金の申告の時期で大変だ。いつも苦労するのは下請け、定率減税も廃止、控除もなくし、医療や年金はますます重くなるばかり」と深刻な現状と怒りが寄せられました。国民の生活防衛のたたかいをさらに発展させなければなりません。

2006226 岩手県・奥州市の演説会に参加、午後は埼玉へ
 25日の夜に新幹線で水沢江刺に到着し、翌日午前10時からの演説会に参加。合併により新奥州市の江刺選挙区での日本共産党の候補者として、41年間、市の職員として働いてきた及川きよのりさんが、退職して立候補することになりました。合併はしたものの、住民サービスはどうなるのか、重要なことは先送りとなっています。及川さんは、住民の不安と期待に答え3年間空白だった党の議席を復活させようと奮起。議会に送りだしてもらったら、何をやるのか具体的語られました。林務課長、国民健康保険課長、教育委員会学事管課長、農政課長を歴任した経験を生かして住民の目線でがんばる決意に参加者の期待が高まりました。
 会場は満員で150人ほど。ほとんどが、地元の隣近所の人であり、アンケートも連日返ってきています。「議会に共産党は必要だ」「共産党に期待する。がんばれ」など、アンケートの声が紹介されました。現在定数10人に16、7人が立候補の予定です。なんとしても当選ができるようにと期待を込めながら、演説会終了後、列車で移動し、埼玉県へ。埼玉土建労組の発祥の地である川口支部結成40周年記念式典で挨拶させていただきました。8万人の埼玉土建の牽引車というにふさわしく、盛大な催しでした。その後埼玉県党を訪問。候補者として発表されてから初めての挨拶を、米国のBSE調査報告とかねて行いました。

2006224 米国での調査を終え、12時間の飛行を終えて帰国 
 現地時間で2月22日(水)の11時15分にワシントンDCを出発、飛行機で12時間から13時間とび、日本時間で23日の(木)午後16時到着。ワシントンが、とても寒く、零下の気温が続いていたので、成田空港に降りて、暖かさにほっと一息。12時間の時差は、まったく昼と夜がさかさまなので、さすがに体がだるい。宿舎について荷物を整理。久しぶりの日本のテレビで国会の近況を知る。トリノオリンピックの特集が流れ、メダルへの期待がかかる女子フィギアの様子を見ることができた。床に入ってもなかなか寝付かれず、結局翌日朝方から、うとうとしはじめ、昼まで眠ってしまった。体調を元に戻し、参議院での質問の準備と、演説会の準備にかかる。

2006221 米国農務省を訪問、幹部らと会談
 この日一日ですべての会談や聞き取り調査をこなさなくてはならないので、朝から緊張して早く目が覚めた。朝8時20分頃ホテルを出て赤旗ワシントン支局のあるプレスセンターへ行くと、すでに山崎支局長がスタンバイしており、早朝に全米連邦獣医官協会の法律顧問弁護士から電話で連絡が取れたことを告げられた。テープを用意し、9時に電話。電話でのやり取りとなった。重要な事実がいくつか明らかになった。この後、大使館の担当者とともに米国農務省へ。広い敷地、古い石造りの建物が農務省だ。二階の正面がジョバンズ農務長官の部屋であると教えられた。大使館の二人と通訳の女性、農務省から5人が対応してくれた。日本の国会の議論の中で重要な課題の一つとなっている今回の輸入牛肉問題について簡単に紹介し、事実確認の質問を行ったが会談は二時間に及んだ。

2006220 アメリカ合衆国国会議事堂を見る
 2月20日は大統領の日(プレジデントDAY)で祝日のため、タクシーでアメリカ合衆国の国会議事堂まで行った。1800年代からの歴史を誇るこの建物は中央にドームと上院会議場と下院会議場からなっている。上院総数は100名で各州から2名ずつ選出される。上院議員は30歳以上、任期は6年間で総数の3分の1が二年ごとに改選される。下院は総数435名。25歳以上、州ごとの下院選出人数はその州の人口に応じて決定され、各州に最低でも1名の下院議員を選出する権利が与えられている。任期は2年間。ここでBSEをめぐって日本への制裁決議が挙げられたのか・・・。
 国会議事堂は高台にあり、正面にたって見るとワシントンの町並みが一望できる。まっすぐに公園のグリーンベルトが続きワシントン記念塔も見える。自然博物館やアメリカ歴史博物館、リンカーン記念塔などが並ぶ。建物は高さ規制があり、国会より低く抑えられているので、空が広く見える。整然とした美しい町並みだが、驚いたことに、このワシントンDCが全米で一番、殺人事件が多いという。

2006219 ニューヨークへ移動、日本に肉を輸出した食肉加工工場へ
 ワシントンからニューヨークへは列車で片道3時間。ちょうど東京、京都間くらい。朝9時のエクスプレスに乗ってニューヨークに着いたのは12時。途中車窓から見える風景は、ワシントン郊外の比較的高級な住宅が続き、そこが過ぎると森の木立、沼地が延々と続く。途中、野球チームのベイブルースが生まれた町ボルテイモア、続くウエリントン、フィアデルフィア、ニューワールド、そしてニューヨークへ。工場やごみごみした居住地も見られた。車のスクラップなど産業廃棄物の山やごみ捨て場も見られた。ニューヨークに着き、ペンシルベニアの駅から、地下鉄で移動。帰りの列車の時刻まで時間がないので昼食はぬき。
地下鉄を乗り継いで目的地に行こうとしたら、途中で止まってしまい、そこからはバスに乗り換えることに。隣の人の話では、日曜日はいつもそうらしい。小倉さんが前日に下見をしていたので、かろうじて迷わずたどり着くことができた。日曜日なので、日本に問題の子牛の危険部位を輸出した食肉加工工場は休みで門を閉じていたが、隙間から中の様子を見ることができた。比較的小さな工場で、衛生面など考えても、とてもハサップ対応の食肉施設とは思えなかった。

2006216 15,16日予算委員会の委員派遣で秋田、岩手県へ
 参議院予算委員会の三日間の委員派遣のうち15、16日の二日間、秋田県と岩手県を訪問しました。県当局と東北財務局、横浜税関、仙台国税局から、地方財政の概況や要望などを聞き、意見交換の後、県の推進している公共事業の現場を訪問。秋田では県立武道館や、教育福祉総合ビル、問題ともなっている秋田中央道路の現場を視察。岩手県では、バイオパワー雫石・小岩井農場、盛岡再開発事業の現地、南部鉄器の岩鋳鋳造所飯岡工場を視察しました。地方財政の厳しさは、どこでも出され、大幅に財政規模を縮減していることとあわせて、三位一体改革をめぐっての意見、豪雪対策への支援など要請されました。
厳しい財政の中で、なにを削減して、なにを増やすのかについては、いろいろ考えるところがあった。
 最後に視察した南部鉄の鋳物工場では、伝統的な地場産業として、健闘している中でも、最近は、原料となる鉄材の確保でも、鉄を溶かす燃料費の高騰という点でも、苦労していることが訴えられ、実情を知ることができた。


2006213 参議院比例代表候補5人のそろい踏み写真撮影
 参議院比例代表予定候補者5名が発表されて、初めての顔合わせが行われ、写真撮りを行いました。東京・南関東地域の谷川智行さんは34歳の小児科医師。子供達とすぐにお友達になってしまう特技のもち主ですが、今の小泉内閣の弱いものいじめに、これ以上我慢ならないと立候補を決意しました。春名直章さん、山下芳生さんは、元議員として試され済みの実力を持った若々しい政治家です。大変頼もしくフレッシュなメンバーがそろいました。国民に際限なく痛みを押しつける悪政を転換するために、私も力いっぱいがんばります。

2006212 北海道から茨城県・水戸市へ移動し、党会議であいさつ
 12日の日曜日は各地で日本共産党の下りの党会議が開かれており、朝は9時半からの北海道党会議で挨拶をしてすぐに会場を飛び出し、車で高速道路を走って千歳空港へ。雪祭り観光客のごった返す中、羽田空港へ飛び、山手線で上野へ。上野から常磐線で水戸市へ移動し、そこからさらに車で会場へ。到着したのは午後5時でした。茨城の会場で「やっぱりかかりますね」と言うと笑いが起きました。移動時間を有効活用することも考えなければと思いました。北海道、東北、北関東の三つのブロックを走りまわるにあたって、知力、体力ををどうつけるかも課題です。

2006210 北海道民医連の国会要請行動で挨拶


 前日、埼玉市・スーパーアリーナ行われた「許すな医療改悪・大増税!国民集会」に参加した北海道の代表団が、国会への要請行動に参加し署名を届けれくれました。各地から参加の皆さん、ご苦労様です。

200629 岩手社保協・北海道保険医会の要請受ける
 今国会に提出されようとしている医療制度「改革」関連法案をめぐって医療関係者を先頭にした要請行動が行われ、岩手社保協の皆さんと、北海道保険医会の皆さんが請願署名を持って訪れました。「改正」とは名ばかりで、またしても、患者・国民負担増の計画です。高齢者の医療費を一割から二割に引き上げ、入院時の食費・部屋代など全額患者負担、かぜなど低額医療の保険が利かなくなる可能性もあり、すでにぎりぎりの負担の患者さんに耐え難い負担を課すものです。本当に許せません。「保険で安心してかかれる医療」こそ国民の願いです。要望をしっかり受け止めてがんばります。

200628 安保破棄中央実行委員会総会であいさつ
 年に一度開かれる、実行委員会参加団体の代表者の会議で、活動交流とこれからの活動方針を話し合い意志統一する会議です。国会の情勢を報告をし、挨拶しました。米軍再編をめぐる各地のたたかいが発展しつつある中で、国会論戦の影響は大きく影響します。先日防衛庁の官製談合問題が明らかになり、これが小泉内閣のアキレス腱にもなりうると言われています。一方では談合し、一方では米軍再編に反対する自治体決議があがることをおそれた防衛庁が自治体を抑圧する指示文書を出していることを追求した井上哲さんの質問も紹介しつつ、運動発展へともに力を合わせましょうと訴えました。

200627 北方領土返還全国大会に緒方副委員長が出席あいさつ
 今回の北方領土返還全国大会は、昨年プーチン大統領の来日で、何らかの前進を期待してきた元島民など、期待を裏切られた苛立ちをもちつつ、一日も早い解決を求める思いが伝わる大会の雰囲気でした。日本共産党からは緒方靖夫副委員長が出席し挨拶。歴史的経過に触れながら、誤った戦後処理に拘束されず、国際法上も道理ある根拠を示し正々堂々と交渉にあたる必要性を強調、日本共産党も全力で取り組む決意を述べました。この通常国会でも、地元からの切実な要求を実現させるために努力しなければならないと思いました。

200625 宮城県と山形県の党会議へ
 4日、北海道地方も大雪にみまわれて、当初ピースネットの企画を終えて飛行機で仙台に行く予定が、全便欠航となったため、夜行列車に切り替えました。ところがこれも大幅に遅れ札幌を発ったのは夜12時前、青森で乗り換えて八戸から仙台へ。会場へついたのは、5日の朝10時半。松島の会場へ車で駆けつけ、10分間挨拶した後、今度は山形へ移動。幸い天候に恵まれ順調に移動し、15分間挨拶。また会場をはなれ仙台空港へ。雪国の厳しさを感じながらも、一方で「これが雪国」と変に納得している自分がありました。でも短い時間でも、皆さんの表情は暖かく、「がんばれ!」の声に励まされました。

200624 ピースネット主催のパネルデイスカッションに参加
 「市民が政治をとりもどす」をテーマに各党の話を聞き質問や討論を行う企画で、そのきっかけは昨年の総選挙で小泉内閣が3分の2以上の議席を得たことへの危機感。このままではいけない。小泉内閣の掲げる「小さな政府」論や「憲法改悪」に白紙委任を与えたわけではなく、どうしたら政治を市民の手に取り戻すことができるのかを、ともに考え行動へつなげていことというもの。国会はいまどうなっているのか、一時間ほど私の話を聞いたあとさまざまな質問がされました。質問に答えながら、私自身もいろいろと考えさせられ勉強になりました。 

200621 参議院での補正予算審議始まる
 朝8時半から、国民大運動の参加団体の皆さんとの朝会に顔を出した後、9時からの予算委員会に出席。今日はテレビ放映がされる日で、日本共産党の質問は、井上哲さん。米軍再編問題で、防衛施設庁が関係自治体との調整にあたる現場責任者に、地方議会の動きを監視し、反対意見書の採択を阻止するよう電子メールで指示していたことを入手した資料に基づき暴露し追求しました。防衛施設庁の官製談合が問題になっている中で、テレビで見た視聴者から、大きな反響がかえって来ました。井上さんの追求もたいへん迫力があり、防衛庁長官も、顔色を失っていました。