一、 |
日本がBSE対策として実施している全頭検査は、FAOも「全頭検査が消費者の信頼向上策になる」と評価している。国民の安全・安心の確保のためにも米国政府などの圧力に屈することなく米国産牛肉に対しても全頭検査体制を求めること。 |
二、 |
昨年米国から輸入された危険部位を含む牛肉製品の回収を徹底すること。 |
三、 |
牛肉の需給状況が悪化する中で、便乗値上げや不当表示が横行するようなことがあってはならない。牛肉価格の監視、指導や在庫米国産牛肉を国産牛で販売するなどの不当表示を規制すること。 |
四、 |
米国産牛肉輸入中止によって打撃を受けた流通・外食関係中小企業に対する経営支援に万全をつくすこと。牛タンなど特殊部位を使用している外食関係中小企業が特殊部位の供給を確保できるよう情報提供を含め努めること。 |
五、 |
国産牛の増産のための支援措置をとるとともに、長期的に牛肉の国内自給率を引き上げ、国内需要に応じた国産牛供給体制を確立できるように畜産政策を抜本的に転換すること。 |