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北海道新幹線アンケート(AIR-G’エフエム北海道)への回答

(07.10.19)

1.北海道新幹線の必要性をどうお考えですか?

A 新幹線札幌延伸は便利かもしれませんが、問題は巨額の建設費と在来線の存続です。
 新幹線開業とともに並行在来線の経営はJRから切り離されますが、他県で第3セクターとなった線はどこも経営が厳しく、その存続が危ぶまれています。江差線も函館本線も3セク化されれば大幅な運賃値上げ、地元負担増は必至でしょうし、もし廃止されてしまったら、通勤、通学など地域住民の足が奪われ、新幹線通って交通不便が拡大ということになりかねません。札幌延伸はいま立ち止まって住民参加でこうした問題を調査し、再検討すべきです。

2.費用対効果をどうお考えですか?

A 国土交通省のH15試算で札幌延伸にかかる費用は1兆800億円、道の負担額は3600億円にのぼります。この巨費を赤字財政の北海道がどう負担するのか。福祉予算、住民生活関連予算をさらに削りこむのか、それとも住民負担増でしょうか。将来的に負担を上回るだけの観光収入があるか、北海道や道民への利益もはなはだ不鮮明です。
これでは活性化どころか、逆に北海道経済がさらに沈むこともあり得ます。

3.財源について伺います。国と地方の負担割合については、どんなお考えをお持ちですか?

A 新幹線は国土政策の一環としての高速鉄道であり、本来国とJRでやるべきものです。
 新幹線を通してほしいのなら金を出せといって地方に建設費用の1/3も負担させるのはどうかと思います。
 新幹線整備は費用対効果を慎重に見極めた上で国とJRが負担し、在来線の事業運営もJRが行うべきです。

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