中国人縫製技能実習生として来日し、熊本県天草市の縫製工場で奴隷的な労働強いられていた中国人女性たちが裁判を闘い、熊本地裁一審判決で受け入れ機関の責任が断罪され、続く福岡高裁判決でも、一審判決が支持され、計440万円損害賠償の支払いが確定しました。原告の3人の女性が国会を訪ね、喜びの報告とともに、判決にふさわしい補償をしてほしいと要請しました。時給300円程度、最賃をはるかに下回る金額で残業手当もなく、体を壊した仲間もいるなど劣悪な労働条件で働かされていたことを語りました。「ひどい目にあわされて、日本が嫌いになったのではないか」と聞くと、「支援してくれる人がたくさんいて、励まされたし、日本を好きになった」と答えました。それを聞いてこちらもうれしくなりました。裁判勝利にふさわしい対応を日本政府は行うべきです。
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