日本共産党参議院議員 紙智子
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活動日誌

2009329 いのち・くらし・雇用を守ろう!3・29道民大集会に参加
 札幌はさわやかな晴天に恵まれ、まだ雪がところどころ残っているものの、ぽかぽか陽気になりました。「いのち・くらし・雇用を守ろう!3・29道民大集会」に全道から5千人余りが集まり、大通り西8丁目の広場を埋め尽くしました。年越し派遣村で話題になった貧困ネットワーク代表の宇都宮健児弁護士の挨拶、道ハイヤー協会の照井幸一専務理事、西円山病院の峰廻攻守院長と続く挨拶に、大きな共感と、たたかう熱い熱気が。日本共産党もそろって参加し、参加者と交流しました。
 長いデモの隊列に向かって、宮内聡さん、松井秀明さん、岡ちはるさん、おぎう和敏さん、さとう昭子さん、渡辺ゆかりさんが勢ぞろい。井上ひさ子札幌市議、紙も参加し、宣伝カーから激励しました。

2009328 伊達市「農業の再生と食の安全を考える」シンポジウムに参加
 伊達市カルチャーセンターで「農業の再生と食の安全を考える」シンポジウムが開催されました。胆振農業改良センター所長の菊池尾誠市さん、和牛繁殖農家の斎藤周一さん、消費者の立場から太田輝子さんがそれぞれの立場から発言と問題提起。私は、約30分、事故米の不正正規流通問題から見えた農政の問題、「農政改革」について、日本経済の抜本的な体質強化におためにも、今こそ農林水産業の再生をと報告。150人余りが参加した会場からも次々と質問が出され、活発なシンポジウムになりました。伊達の野菜、畑作や畜産など特徴も明らかになりました。司会は永井勢津子市議、コーデイネーターの立野広志さんの進行、最後にさとう昭子9区予定候補が挨拶をしました。

2009327 海南島訴訟の原告陳金玉さん、穀田国対委員と懇談
 戦時中日本の植民地だった中国・海南島で旧日本軍に性暴力を受けたとする女性八人が日本政府に対し名誉回復と損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が26日、東京高裁で行われ、高裁は原告らの控訴を棄却しました。原告の陳金玉さんは、80歳を超え健康状態が思わしくない中、車いすで日本に渡り、裁判に参加しました。「判決は納得できない、命ある限り、たたかう」と、すぐに上告しました。中国語から海南島の言語へ二重通訳を通じて、短い時間でしたが、今後政治的な解決へ向けて、取り組むことを約束しました。弁護団の皆さんと通訳、支援するネットワークの皆さんも同行しました。

2009325 沖縄・北方特別委員会委員で質問
 沖縄・北方特別委員会で領土問題をめぐるいくつかの問題を質問。議員立法である北特法の改正問題、ロシア200カイリ内の漁業交渉と、入漁料などの漁業者負担がますます重くなっている問題、法務局根室支部を廃止する国の「行革」方針に対し、領土問題の拠点となる地域への、政府の位置づけやかまえが問われる問題として問題提起をしましたが、これまでと変わらない消極的な答弁が多い中、「北特法」の改正問題については、少し変化の兆しがあるようです。

2009324 農水委員会カビ毒汚染米を飼料に販売する方針を撤回させる
 農水省は猛毒のアフラトキシンB1に汚染された政府保有米について飼料安全法で定める基準の0,02PPM以下なら国内業者に販売する方針を、2月19日のプレスリリースで出していました。これは、昨年の10月31日の農水大臣の談話で「廃棄」と明言、10月23日の「米流通システム検討会」で「アフラトキシンが確認された輸入米は政府が焼却する」と言っていたことに反していることを指摘し、追及したところ、石破農水大臣は「アフラトキシン汚染米の流通をいっさい禁止している。食品衛生法をクリアしなければえさ用としても販売しない」と答弁し、新方針を事実上撤回しました。これは、昨年来赤旗でも大きく取り上げ、国会でも追及してきた中での大きな成果です。
 超党派の「アイヌ民族の権利確立を考える議員の会」として、国会議員会館で首都圏在住のアイヌウタリ連絡会の人たちと対話集会を開きました。20人のアイヌが出席し、切実な声が次々と出されました。アイヌ語教室や刺繍、木彫りなどアイヌ文化の継承をすすめる拠点となっている東京・中央区のアイヌ文化交流センターの移転問題も出され議員の会としても解決のために取り組んでいくことが確認されました。自民、民主、社民、新党大地の各議員が出席しました。はじめてでした、アイヌの思いを議員が直接受け止める機会になりました。

2009323 予算委員会で障害者、季節労働者問題質問
 予算委員会で二度目の質問をしました。テーマは、季節労働者対策と障害者自立支援法の見直し問題です。現在「雇用保険法」の改正案が議論されている中で、派遣や期間工など非正規労働者の対策として「雇い止め」の場合でも過去6ヶ月間保険料を納めていれば90日分の失業給付を受けられるようにするなどの内容が含まれているため、同じように、夏場仕事して、冬に仕事がなくなり雇い止めされる季節労働者に対しても(全国に20万人)雇用保険などの失業給付の改善が必要ではないかと質問。舛添厚生労働大臣は「通年雇用化の総合対策をやるべき」と答弁したので、実態はそうなっていないことを示し、せめて40日に切られた特別一時金を50日にもどすべきと迫りました。野党席からも「賛成だ!」と声が飛んでいました。
 写真は、宿舎の桜がやっと開いたところ。

 続いて障害者自律支援法の「見直し」問題で質問。政府が、「応益負担」を「応能負担」に見直しを行うことが報道されているが、「重い負担がかけられる制度の根幹が変わらなければ問題は解決しないことを主張。札幌のダウン症の障害をもつ女性の例、旭川の作業所で木工製品を作り、旭山動物園のグッツコンテストで2回もグランプリを受けた重複障害の28才の男性と両親が、提訴に踏み切ることなども紹介し、「応益負担」撤回を求めました。

2009315 旭川で農業と食の安全を考えるつどい開催
 朝から雪が降りしきる中、旭川市地場産センターで、日本共産党主催で「農業と食の安全を考えるつどい」が開催され約150人ほど参加しました。集いでは旭川市の藤田農政部長が旭川市農業の現状と課題について、市農業委員の柿木和恵さんからは農産加工の取り組みについて、消費者の立場の三浦恵美子さんからは食の安全安心の取り組みと要望、農家の立場から朝倉正司さんが農家の実態と打開への願いなど語られました。私からは、食の安全安心をめぐるこの間の問題から、見えてきた政治の問題点と、国民の関心の高まっている今、変えていくチャンスであり、国民の側から「本当の農政の改革の方向」を示して力を合わせようと訴えました。

2009314 苫小牧市で春を呼ぶ女性の集い
 苫小牧市で09年「春を呼ぶ女性の集い」が行われ、宮内聡さん、さとう昭子さん両比例候補者と一緒に参加しました。
 保育団体連絡会の北海道連絡会の皆さんの要請を受けました。社会保障審議会少子化対策特別部会で、「次世代育成支援のための新たな制度体系の設計にむけて」と題する保育制度改革に関する「第一次報告」をまとめました。すでに介護や障害者の分野で導入し矛盾を生んでいる「直接契約・直接補助制度」の導入を提案。市町村の権限と財源を奪い、公的責任による保育・子育て支援施策の拡充を求める国民の願いと逆行するものであり、その狙いと問題点を、国会でも取り上げ明らかにしてほしいという要請です。待機児童があふれている中で、緊急に対策を取らせるとともに、早く国民に知らせ、広い運動に発展させていかなければなりません。

2009310 予算委員会で「農政改革」について質問
 「農政改革」について、予算委員会で、石破農水大臣に質問

200939 障害者自立支援法の抜本的見直しをめぐり懇談
 障害者自立支援法の抜本的見直しをめぐり、障害者団体の皆さんと、党議員団で意見交換を行いました。

200938 登米市演説会に参加
 4月14日告示19日投票でたたかわれる登米市議選は、合併後の二度目の選挙となります。前回残念ながら当選を果たせなかった工藤順子さんの当選と、その力で続く衆議院選挙での高橋千鶴子さんの勝利に向けた、決起の場となりました。この選挙は、住民にとって切実な問題である、医療体制が今後どうなるのかがかかっています。登米病院を無床診療所にされたなかで、有床にもどさせ、必要な医療ができるように変えさせるためにも必ず当選を果たそう、そのためには工藤順子さんの前回の得票の3倍化が求められます。3人そろって当選するために飛躍が求められています。
 3月7日(土)韓国ソウルで開かれた3・1朝鮮独立運動90周年連帯シンポジウムに参加し記念講演を終えて倒れ、亡くなられた吉岡吉典さんの「お別れ会」が新宿四谷の「たちばな会館」で行われました。参議院議員団を代表して私がお別れの言葉を述べました。各界から400人を超える参列者が訪れ、お別れを惜しみました。

200934 参議院農水委員会で酪農畜産問題について質問
 今日は衆参で酪農畜産物価格をめぐる委員会審議が行われました。私は、酪農問題を中心にしながら、国際的な穀物価格高騰などにより大きな打撃を受けている国内の酪農畜産経営について、生産を継続できるように、長期的な見通しを持って経営安定対策を導入すべきであることを訴えました。乳価制度も新たな価格制度の導入の検討を進めるべきであると求めました。石破茂農水大臣は「都府県で離農が続いているのは看過できない。関連対策などきちんとやっていきたい。乳価についても現行のものは検証していく」と述べました。
 「地元で働く仕事と90日支給復活を要求する北海道連絡会」の皆さんが、国会を訪れました。今日は各党議員への要請行動、5日には厚生労働省、総務省交渉を行う予定です。この3月に出される雇用保険法の改正にあたって特例一時金を50日分に戻すとともに、季節労働者・失業者の雇用対策・生活対策を拡充するように求めます。また2007年度から始めた「通年雇用促進支援事業」ですが、きわめて不十分であることが明らかになっています。2009年度で3年間の区切りにあたり、抜本的改善を求めていこうというものです。

200933 女性自衛官セクハラ裁判の原告に対する、任用継続拒否で防衛省に申し入れ
 2006年自衛隊内で発生したセクハラ事件の被害者として裁判をたたかっている原告の女性自衛官に対し、1月30日、航空自衛隊は本人が継続任用を志願していたにもかかわらず、任用拒否の通知をした問題で、原告の代理人である佐藤博文弁護士と、支援する会の皆さんが上京し、超党派の国会議員とともに、防衛省への申し入れを行いました。民主、共産、社民の三党の議員9名が出席し、(賛同議員に30人が名前を連ねています)防衛省の渡辺人事教育局長らに申し入れを行いました。

 申し入れの内容は2点。一つは、防衛省もしくは自衛隊が、本人に納得のいく説明を行うこと。二つは、継続任用の拒否が裁判を理由としたものであるならば、ただちに撤回すること。
 われわれの質問に対して、何ら納得できる説明はありませんでしたが、これが、防衛担当大臣の確認のもとに行われていることがわかり、政治問題として正していかなければならないと感じました。加害者は、60日の停職という軽い処分の一方、被害者は任用拒否で切り捨てるとは、まったく理不尽。自衛隊の体質が問われています。このままことを済ませるわけにはいきません。


200931 横山むつみさん孝雄さんご夫妻を訪ねる
 「アイヌ神謡集」を日本語に訳し世に送り出し、わずか19歳にしてこの世を去った知里幸恵さんの姪にあたり、現在知里幸恵さんの記念館「知里森舎」の建設を目指して取り組んでおられる横山むつみさんとその夫であり、先ごろアイヌ民族の歴史コミック「イ シカリ神うねる河」を出版された画家の横山孝雄さんご夫妻を宮内聡さんと一緒に訪問しました。建設予定地は横山さんの自宅からすぐですが、近くを川が流れ、小高い森の中にあります。ここで知里幸恵さんが生まれたというまさに生誕の地です。写真は、自宅近くの建設予定地を案内する横山ご夫妻です。
 むつみさんは、86年中曽根首相の「単一民族発言」への抗議運動にもとりくみ、「アイヌ新法」制定目指す運動にも取り組んできました。「先住民族アイヌの歴史、文化、現状を知ってもらうには、教育に力を入れてほしい」「和人がアイヌ語をなくすのではなく取り戻す側にたってほしい」など語ってくれました。