日本共産党参議院議員 紙智子
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活動日誌

2008328 福田総理「道路特定財源2009年度一般化」の提案
 年度末を向かえた27日、福田総理は緊急記者会見を行い、道路特定財源などについて新たな修正案を示しました。道路特定財源については2009年度から一般財源化する提案をしました。10年間で59兆円の税金を道路建設に注ぎ込む「道路中期計画」については「5年に短縮し新たな計画をつくる」という提案です。この提案を受けて、今日の予算委員会、締めくくり総括質疑は、当初の予定を変更し、日本共産党は小池晃さんが質問に立ち、片道4分で福田総理と論戦。「一般財源化するなら、2008年度からやるべきであり、暫定税率の根拠がなくなるのだから、59兆円先にありきの中期計画もやめるべき。混乱するというなら、政府の責任で解決するのが筋」と主張。参議院本会議では、平成20年度予算関係法案が採決の結果否決され、両院協議会での協議をへたのち両院の協議は整わず、予算は衆議院の議決を優先する憲法60条の規定が適用となり、成立となりました。
 国会の議員室のランが咲き始めました。

 沖縄・北方特別委員会で、2月に沖縄で起きた米兵による女子中学生暴行事件にかかわり、米軍の性犯罪について質問しました。日本の米軍基地の75%が沖縄に集中し、中でも米海兵隊員の比率が高い特徴、米兵による性犯罪が他の国と比べても極めて高いことなど、担当大臣の認識を問いました。

2008326 「アイヌ民族の権利確立を考える議員の会」設立総会に参加
 昨年9月13日、国連総会において「先住民族の権利に関する国連宣言」が採択されました。しかしながら、日本政府は、この宣言に留保つきで賛成したものの、国際的に「先住民族」の定義が無いことを理由に、アイヌ民族を先住民族とはいまだ認めていません。国連宣言を生きた文書とし政府自らが一日も早くアイヌ民族が先住民族であることの認知を行い、サミットの場でも声明を発することができるように議員として「アイヌ民族の権利確立を考える会」を設立することになったものです。かつて小笠原貞子さん、こだま健次さんの時代にも超党派の取り組みへの話がありながら実現していなかっただけに、今回の会の発足は重要だと考え、参加しました。アイヌの皆さんの願いが少しでも前進するように、力を尽くしたいと思います。

2008325 農林水産委員会大臣所信に対する質疑行う
 農林水産委員会が開かれ、大臣の所信に対する質問を行いました。日本共産党の「農業再生プラン」に基づき「食料主権」に対する大臣の認識を問い、食料自給率引き上げのために価格保障制度を行えるように農政の転換をはかるよう迫りました。若林農水大臣は、国連人権委員会で決議された「食料の権利」に日本が賛成したことは認めつつ、WTO協定が価格補償などをより削減する方向で議論されていることを理由に価格保障については否定的な答弁に終始しました。

2008323 北海道、豊富で酪農と食の安全を考えるつどい
 北海道、豊富町で「酪農と食の安全を考える集い」が開かれ60人あまりの酪農家や地域の皆さんが参加しました。道北にも雪解けがすすみ、あたたかい風が吹いていました。しばらくぶりに皆さんと会えました。「農業再生プラン」で話をした後、たくさんの質問がだされ、意見交換ができました。酪農の地域でいかにして担い手を育てていくのか、努力がされており、こうした努力を支援する政策を調査にもとづいて出してほしいと、宿題が出されました。今後につなげていく、有意義な集いとなりました。

2008321 農民連本部のみなさんと志位委員長懇談
 東京の豊島区にある農民連本部を志位委員長、有坂農漁民局長とともに私も訪問し、日本共産党の農業再生プランで懇談しました。農民連のみなさんからは、歓迎の声とともに、再生プランに対しての感想や、要望なども率直に出されました。「タイミングがたいへんよくありがたい」と白石会長。都市と農村との交流や農業の担い手育成についても要望が出されました。「後継者を育てる仕組みを今のうちに考えなければ」「今ならまだ間に合う」などなど、短時間ではありましたが、生産者の現状に立った思いが十分伝わってきました。

2008320 旭川・上川で農業と食の安全考えるつどいに180人参加
 北海道の中で冷え込みの厳しい旭川ですが、ぽかぽか陽気で、一気に雪が解け、畑の土も顔を出していました。日本共産党旭川・上川両地区委員会主催で農業と食の安全を考えるつどいが開かれ、会場いっぱいに集まりました。私が日本共産党の農業の再生プランについて説明し、拓殖大学北海道短期大の村上良一准教授が食の安全、環境問題を講演。消費者からは、「ここまで食と農業を危機的な状況にした自民党の政治に怒りを覚える」、「価格が多少高くなっても安全な国産を望みたい」「日本の米をもっと日本人に食べてもらう努力がひつようだ」など、日本の農業を再生させるためにどうすべきかという視点からのさまざまな感想が寄せられました。

2008319 全日本国立医療労働組合の皆さんの要請相次ぐ
 国立病院の医療労働組合の皆さんが、要請行動で議員室を回り、私の部屋も訪ねてきました。院内保育所の拡充を求める請願署名も全国で集められています。医師、看護師不足を解決するためにも、院内保育所の完備は切実です。国立病院の非公務員型独立行政法人化や廃止・民営化を含む整理合理化計画の策定が打ち出されている中で、不安が広がっています。北海道の小樽、帯広、札幌南病院、札幌西病院などの職員や看護師さんが、地域医療を守り、国立病院の存続・拡充のためにと実情を話してくれました。地域医療、国立病院の存続拡充のために力を合わせましょう!

2008318 第61回解放運動無名戦士合葬追悼会で追悼の辞
 今年で61回目を迎えた解放運動無名戦士合葬追悼会が日比谷公会堂で行われ、日本共産党を代表して追悼の辞を述べました。今回は全国で1050人を合葬することになり、故人の遺族の皆さんと各界、各団体の皆さんが参加しました。舞台には1050人全員の写真と花が飾られ、全員の名前が紹介された後、中央合唱団による追悼の歌が流されました。この名前の中には、私が初めて比例候補になった時、一緒に候補活動した北田寛二さんや道委員長だった越前小平さん、農民連の二瓶さんをはじめ、活動をともにした多くの方々の名前がありました。皆さんの遺志を受け継ぎ、日本共産党の前進をなんとしても!

2008316 札幌東区女性のつどいに参加、参加者と握手
 札幌東区で女性の集いが開かれました。フルートとバイオリンのショートコンサートの後、宮内さとし、岡ちはる(小選挙区二区と重複)両比例候補が、力強く決意を語りました。5人の「かあべえ」が、リレートーク。その後、私からこの間の国会論戦や各地の運動との連携で大きく動かしている国会の様子と日本共産党の果たしている役割を報告、来るべき総選挙での北海道での議席奪還に「かあべえ」の皆さんの力を発揮してください!と訴えました。集いを終え、出口で一人ひとり握手しながら言葉を交わしました。

2008314 茨城県県南農民後援会で「農業再生プラン」語り合う
 茨城県県南農民後援会主催で「農業と食の安全を語るつどい」が開かれ、農家のお宅をお借りして、ひざを突き合わせてのお茶の間懇談会はたいへん盛り上がりました。出来立てほやほや、刷り上ったばかりの日本共産党の「農業再生プラン」が届けられ、これに基づいて私のほうからポイントを説明。その後のフリートークでは、次々に、再生プランへの感想や、「ここに書いてあることは、まさに実感していること」など、活発な討論になりました。「これを使ってさっそく回りの人と話し合っていきたい」と意欲満々。私も大いに手ごたえを感じました。

2008313 JR品川駅前で定例街頭宣伝
 JR品川駅前で日本共産党定例街頭演説会が行われ、参加しました。東京都党副委員長で比例候補の徳留道信さん、衆議院東京一区候補の富田なおゆき若者相談室長とともに、街頭から国会報告、青年労働問題、後期高齢者医療制度問題などを訴えました。

2008312 参議院本会議で日銀総裁人事案否決、後期高齢者院内集会
 参議院が正常化し、本会議で、日銀総裁をはじめとした人事案件が議題となり、採決が行われました。その結果、「武藤総裁」案は反対多数で否決されました。副総裁候補の伊藤氏も否決されました。明日からは、予算の審議に入ります。国民の重要課題が山積している中で、審議時間がどれだけ確保できるか、これからにかかっています。
 本会議のあと後期高齢者医療制度の中止・撤回をめざす3・12国会内集会が医療団体連絡会議主催で行われ、先週よりもさらに熱気にみちた集会になりました。野党各党はもちろん、自民党の議員も複数参加しました。14日のテレビ入り予算委員会で小池晃政策委員長が、この問題で論戦に立ちます。さらに運動を広げましょう!

 この集会に先立って、北海道の民医連の皆さんが、6191筆の後期高齢者医療制度の中止を求める署名をもって訪ねてくれました。

2008311 原爆被害者団体の皆さんの緊急要請を受ける
 原爆被害者団体の皆さんの「原爆症認定問題の早期解決に当たっての要請」を受けました。志位和夫委員長をはじめ、日本共産党議員団として被爆者の皆さんの訴えをお聞きしました。8月に安倍前総理が「原爆症認定のあり方を見直す」と指示して以来、厚生労働省が「原爆症認定審査の方針」の見直しをはじめて7ヶ月がたちました。今まで「原爆確率」などという口実で、がんが発症した被爆者に線引きがされ、多くの苦しんでいる被爆者が対象外にされてきました。裁判を闘って、それはできなくなったけれど、また新たな線引きをしようとしているもとで新認定基準にかかわる問題で、政府は誤りを認め、理念を明記することなど5点にわたる内容で要請されました。志位委員長は、「全面的に要請に賛同できものであり、全力で皆さんの要請に応えられるようがんばります。ご一緒に力を合わせましょう」と対応しました。

2008310 副市長から、説明を受ける
 10日は朝7時15分に札幌を出発。夕張市役所に着いたのは9時前。羽柴副市長が対応してくださいました。一年経って、「計画と現実に乖離がある」と述べ計画見直しを公言しているだけに、実質的な内容の検討が求められます。市民プールについては、今年から運営をやめていたために、いつも自然に落ちていた屋根の雪が落ちず、重みがかかって天井が落ちることになったとのこと。「まるでいまの夕張市のようだ」という声がきかれます。今後、再建するのか、修繕できるのか、どれくらいかかるのか、再度検査に入り、それから協議することになるそうです。

200838 夕張人工透析の患者会のみなさんと懇談
 人工透析の患者会のみなさんが、役員会を開き、その後、話を聞かせてくれました。道も市も、2006年の12月までは、「病院が診療所になっても透析は残しますから、安心してください」と説明していたのに、ふたを開けたら、「透析はできません」と。その理由について、なんらの説明もなく、岩見沢、栗山町、千歳の3箇所に分けて通院する選択肢が示されたので、仕方がなく従ったけれど、交通費の負担も増え、長距離を月に13回通うことは、体力を消耗し、つらいので、何とか地元で透析を復活できないものかと要請を受けました。

200837 財政再建団体になって一年、夕張市へ調査
 財政再建団体になってからちょうど一年、宮内さとし衆議院比例代表候補とともに夕張に調査に入りました。南空知地区から、佐藤よう子さんも合流し、地元夕張の熊谷桂子前市議とともに、消防本部、再生市民会議の福祉部会、市民と懇談を重ねてきました。消防本部では、この一年振り返ると「綱渡りでやっているのが実感です」と話してくれました。49人いた職員は4分の3に減り、現在38人に。職務手当てなし、給与カットで、自分自身も、不安な中「市民を不安にさせない、市民を守る気持ちだけでやってます」といいます。再生市民会議では、「再建計画には、人口流失をとめる計画を」と率直な声もでました。そのためには住み続けられる計画に見直しが必要です。
 積雪で屋根がつぶれた市民プールを見に行きました。


200835 地域医療と自治体病院の充実へ自治労連の要請行動に同行
 自治労連北海道・東北ブロック協議会と、静岡、愛媛、京都の代表が参加し、地域医療と自治体病院の充実について、総務省、厚生労働省へ要請と交渉を行いました。山下よしき参議院議員とともに同席しました。国がすすめる医療費抑制政策や医師、看護師不足、地方財政悪化のもとで住民の命と健康が危ぶまれていること、その中で期待されている自治体病院の存続自体が危ぶまれている問題について、各地で対話を行ってきた経験などをもとに紹介し、根本的解決を求めました。
 「この巣箱にたくさんの鳥がきますように!」と願いを込めて、ハイ、パチリ!
 鳥類保護議員懇話会の巣箱かけに参加し、巣箱を作った千代田区麹町小学校の児童、千葉県我孫子市にある心身障害者福祉作業所「みずき」の利用者のみなさんとともに、国会議事堂前にある憲政記念館庭園の木に巣箱かけをしました。参議院の江田議長、衆議院の横路副議長から「野鳥たちが棲みやすい環境が人間も安心して住める環境であり、その環境を守るために力をあわせましょう」と挨拶が行われ、参加者全員で記念撮影。共産党からは穀田さんと私が参加しました。


200835 民法改正は与・野党の枠を越えて!の院内集会に参加
 「民法改正は、与・野党の枠を越えて!」の院内集会が開かれ、日本共産党からは、石井郁子副委員長、仁比そうへいさんと私、民主党、社民党、公明党、自民党からも参加し、党派をこえて、法改正を実現させようとアピールをあげました。選択的夫婦別姓制度導入や婚外子相続差別撤廃などを盛り込んだ民法改正は、法務大臣の諮問機関である法制審議会が1996年に答申したにもかかわらず、政府から法案が提出されないまま12年が過ぎました。世論調査でも賛成の割合が大きく、反対を上回っており、法改正を望む国民の願いにこたえて、なんとして実現させようと、とりくまれました。
 民法改正の集会から移動し、後期高齢者医療制度廃止を求める野党4党主催の緊急集会に駆けつけると、すでに会場は大入り満員で参加者は会場に入りきらず、廊下にあふれていました。各党の代表の決意表明で、ちが行われており、ちょうど日本共産党の小池晃さんがマイクを握っているところでした。年齢でお年寄りを差別するとんでもない医療制度への怒りの声と「廃止」への力がみなぎる熱気あふれる集会でした。

200834 建交労90日の会の皆さんと意見交換
季節労働者にとって冬場の雇用と生活を支える「命綱」となってきた冬期技術講習など、冬期援護制度が2006年度で廃止となり、さらに雇用保険法の「改正」によってこれまで50日あった特例一時金が本則で「30日」とされ、「当分の間は40日分」とする削減が今年度から実施されました。季節労働者の皆さんの生活、実態がどうなっているのかの報告がされました。仕事がなくなり、年金も、無年金、低年金の人が多く、生活保護を申請しなければならないけれど、それもなかなかできない中で、不安定な状況におかれているということなどリアルな実態が話されました。雇用保険の特例一時金の削減を凍結し「50日分」に戻すよう、また通年雇用促進支援事業の内容を実態に即した弾力的な運用を図るように改善と予算の増額、実効ある追加策を求める要求を掲げて厚労省や国土交通省へと要請を受けました。これに応えていかなければなりません。

200833 2008年予算審議は参議院へ
 2008年度予算とガソリン税の暫定税率10年延長など含む歳入関連法案が2月29日与党の強行で衆議院を通過しました。予算審議の舞台は、このあと参議院に移りますが、与党が議長あっせんを踏みにじり予算案を強行したことから、野党は反発。参議院では与野党逆転なので、審議入りも含め、まだ日程も決められない状態です。予算については、参議院で30日以内に議決がされない場合は憲法の規定で衆議院の議決が優先されることになり、予算は自然成立となります。
 ふと気がつくと、参議院の麹町宿舎の玄関には、白梅の花が咲き始めました。


200831 仙台で日本共産党に期待する消費者の集い開催さる
 みやぎ生協の消費者後援会、パート後援会など四つの後援会が主催して「集い」が開かれました。食の安全安心への取り組みを行ってきた消費者の立場からも、率直な意見が出され、国への要望も出されました。私からは、国会の激動する状況や、日本共産党の役割とともに、中国製餃子の問題にも触れ、背景に、6割を輸入食品にゆだねている日本の食料の事情があること、日本の企業の開発輸入の問題、検査体制の問題などを含め「今回の事件を機会に抜本的に改善をはかるチャンスに」と訴えました。