安倍総理の政権放り出し(12日)から二週間、自民党総裁選挙を行い、今日国会での首相指名選挙を経て、福田康夫政権が発足。選挙では、衆議院では福田氏、参議院では、小沢氏を指名したが、両院の議決が異なったため、両院協議会が開かれた。しかし合意には至らず、憲法の規定に基づき、衆議院の議決優先で福田氏となった。両院協議会が開かれたのは9年ぶりという。 福田新総裁は、「希望と安心の国づくり」を掲げているが、若者から「希望」を奪い、お年寄りから「安心」を奪ったのは、「構造改革路線」。これを続けると表明している。またテロ特措法成立の担当大臣を務め、自民党の「新憲法草案」に九条2項の削減と「自衛軍」を書き込んだ責任者である。この路線を進める限り、国民との矛盾は避けられず、早晩立ち行かなくなるだろう。
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