今年5月8日、同僚の男性隊員からセクハラ行為を受けたとして女性隊員が札幌地裁に国家賠償請求訴訟を起こしていた問題で、5月28日の参議院決算委員会で取り上げ、当時の久間防衛大臣に質問していたこともあり、第2回目の口頭弁論を傍聴に行きました。被害者の二度目の意見陳述、原告代理の弁護士の準備書面の説明が行われました。それに対する答弁は次回となりましたが、国側は加害者の暴行行為を「不知」(把握していない)と答弁しています。これには、驚きました。 「不知」という言葉もはじめて耳にしましたが、警務隊が女性自衛官の被害届を受理し、男性自衛官を捜査しているのに「不知」とはどういうことか?不可解な世界です。起こった問題を隠蔽しようという自衛隊の意図がありありです。
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