旭山動物園を再び訪問し、副園長であり獣医師の坂東元さんの案内でお話を伺いました。一月に訪問した時とは違って、今回は、見物客がいっぱい。アザラシ館も写真も撮れないくらい混雑していました。新しく9月からオープンになったチンパンジー館は、坂東氏が考案して建設したものです。ここは、人間が檻の中に入り、チンパンジーに人間が見られている状態になるので、まったく人間を気にしないで、自然体の動きが見られるといいます。バリアーフリーの建物なので、車椅子の人もずいぶん沢山来ていました。ペンギン館、ヒョウの檻など、ちょっとした視点を変えて工夫したつくりによって動物たちが生き生きとすごせるつくりにしていることが、納得できました。うれしい悲鳴ですが、観客があまりにも増えたことによって、解決しなければならない新たな課題も出てきたようです。
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