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2005年7月

水産庁に対策要請 危機打開へ東北6県の共産党 漁業問題
 漁獲量の減少や魚価の下落、燃油価格の高騰などで危機にひんしている東北地方の漁業について、日本共産党の東北6県委員会と地方議員団は28日、水産庁に赴き、対策を要請しました。高橋千鶴子衆院議員、紙智子参院議員および岩手県の斉藤信県議、吉田税、藤倉泰治両陸前高田市議、滝田松男大船渡市議、落合久三宮古市議、佐藤照彦山田町議、宮城県の曽我ミヨ塩釜市議、福島県の渡辺博之いわき市議らが参加しました。
 喫緊の課題となっている燃油価格問題について参加者らは、2003年9月には1`gあたり3万7800円だったのが現在は5万4千円にまで上がっている資料を示し、「値上がりはクリスマスのころまで続くといわれている。魚の輸入が増加しているもとでは魚価に転嫁できない。水産庁としても価格安定対策を」と要請。水産庁側は「市場取引で価格が決まるので、行政が調整するのは難しい。問題意識は関係各省庁と共有したい」と述べました。
 そのほか水産物の自給率向上を妨げる輸入自由化をしないことや、資源回復のための底引き網漁の規制、魚価の安定策などを求めました。
 高橋議員は、今回の要請は5月に党が催した「東北草の根シンポ」で多くの漁業関係者から提起された問題に基づくものと述べ「今後も、漁業へいっそうの対策を」と強調しました。(「しんぶん赤旗」/2005/07/29より)

アスベスト被害で調査 紙議員ら富良野鉱山跡など 北海道
 アスベスト被害問題で日本共産党の紙智子参院議員と宮内聡衆院北海道比例ブロック候補、道議団らは26日、かつて3つの白石綿鉱山のあった北海道富良野市に現地調査に入りました。
 紙議員らは、富良野市役所で松浦惺助役らから行政の取り組みを聞きました。松浦助役は、不安を抱く市民からの相談に応じる窓口を市役所に設置するほか、8月末には鉱山の周辺地域で肺がん検診を実施することや、アスベスト問題の状況を広報紙を通じて知らせていく予定だと述べました。
 アスベストが原因で2人の従業員が死亡している北海道富良野市の建材メーカー「ノザワ」(本社・神戸市)のフラノ事業所では、原正信所長の案内で鉱山跡を視察。緑化を進めている様子や、蛇紋岩から白石綿をとったあとの鉱石約24万dが山積みされた「ズリ山」にも登り、従業員や周辺住民のアスベスト被害の実態などについて話を聞きました。ノザワには最高時で約500人が働いていましたが、健康被害の広がりは明らかにされていません。
 紙議員は「ノザワ本社が対策を出す方向で話を進めていることがわかった。アスベスト被害の全容を明らかにするために企業に必要な資料を出させ、対策をとらせることとともに、国としての対策につなげていけるようにしたい」と話しました。(「しんぶん赤旗」/2005/07/27より)

“アスベスト野積み” 富良野で現地調査 労働者、住民の健康は… 紙、宮内、大橋、真下氏ら
 富良野市の中心街からさほど遠くない山のふもとに、白石綿(アスヘスト)をとった残りの鉱石かす(鉱さい)約24万dの大きな山がありました。ノサワ鉱山の「スリ山」です。触ってみるとさらさらとしていて、砂のような手触りてす。山の上ではところどころで、風でスリが飛ばないよう長いホースで水をかけていますが、覆いはありません。

*  *

 日本共産党の紙智子参院議員、宮内聡衆院比例候補と、大橋晃、真下紀子両道議、佐々木優富良野市議らは26日、アスベスト問題で現地調査。富良野市役所のほか、白石綿を使っていた建材メーカー「ノザワ」のフラノ事業所を訪れ、アスベスト被害の実態や会社の対応を聞き取りました。
 「ノサワ」は、1938年から富良野市で白石綿の原料となる蛇紋岩を採掘し、建材を製造。70年に採掘を中止したあとは、野積みしたままの「スリ」を加工し、建材をつくっています。石綿を熱処理して無害化した製品などの製造を始めたのは2003年からです。
 18年前に道議会でノサワ鉱山のアスベスト問題を取り上け、労働者と周辺住民の健康被害を問題にしてきた大橋道議は「一部が緑化され、鉱さいは減ったとはいえ、根本的な対策が放置されてきたことを改めて確認した。危機感、責任感かあまり感じられない。本腰を入れた対策が必要だ」と話しました。
 紙議員らは現地調査に先立ち、札幌市で経済産業省鉱山保安課の石戸谷幸男課長、鉱害防止課の真部信雄課長らに道内のアスベスト被害の実情と対応を聞きました。石戸谷氏は「採掘実績のある道内すべての鉱山跡地を調査したい」との考えを明らかにしました。道内では、富良野市以外に、三石、日高、静内、平取各町などにも白石綿の鉱山がありました。(「しんぶん赤旗」北海道版/2005/07/27より)

参院委審議で初の手話通訳 共産覚尽力 障害者「自立支援」法案の趣旨説明
 参院で初めて委員会の審議に聴覚障害者のための手話通訳者が置かれました。障害者「自立支援」法案の趣旨説明を行った26日の参院厚生労働委員会です。
 衆院では、1988年に議院運営委員会理事会で手話通訳者を配置する規定を決定。しかし、参院では、障害者団体が「自立支援」法案の審議に手話通訳を求めたことで初めて規定がないことが分かりました。
 障害者団体から要請を受けて日本共産党の小池晃議員が、参院厚労委理事会に、紙智子議員が参院議運委員長にそれぞれ実施を申し入れ、22日には、厚労委として本会議と委員会での手話通訳の配置などの実施を議運委員長に求めていました。
 この日の委員会は趣旨説明のみで、およそ10分。4人の聴覚障害者が手話通訳を利用しました。しかし、「(説明の)話し方が早く、必死で通訳者の手を見つめた。長時間になる本格的な審議になると内容についていけないかも」(難聴の女性)といった声が上がるなど、政府側の説明が早口で行われる国会特有の問題も改めて浮き彫りになっています。
 全日本聾唖連盟本部事務所長で言語学博士の大杉豊さんは「国会での審議を知るのは国民の基本的権利。国会でも手話や字幕を常設すれば障害のある人が議員になる道も開かれる」と国会のバリアフリーの遅れを指摘します。
 参院では法案の実質的審議がはじまる28日に向けて、車いすでも委員会を傍聴できるようにスロープを設置しました。関係者からは「傾斜が急で、補助がついてもかなり大変」との声も出ています。 (直)(「しんぶん赤旗」/2005/07/27より)

世界遺産知床の環境保全ぜひ サンルダム、平取ダム中止せよ 共産党国交、環境省に要求
 日本共産党が行った政府交渉で20日、国土交通省に地元漁協が反対している天塩川支流のサンルダム計画や沙流川の平取ダム、不要不急の高速道路の中止などを要請。環境省には、世界自然遺産に登録された知床半島の環境保全を求めました。政府との交渉には紙智子参院議員、宮内聡衆院北海道比例ブロック候補、衆院小選挙区候補、道議、札幌市議などが参加しました。

<国土交通省>
 日本共産党が国土交通省に要請したのは、自然環境への影響が心配されるサンルダム、平取ダム計画の中止、自然破壊が心配される北見バイパスの建設中止、世界自然遺産登録となった知床半島の国道の整備、苫小牧市のウトナイ湖に注ぐ美々川支流の空港の融雪剤による水質汚濁調査と対策、アイヌ民族のイオル(伝統的生活空間)の再生についてなど。
 天塩川水系サンル川ダム計画に対し、河川下流の北るもい漁協など漁業者からも声が上がり、反対は全道的に広がっています。宮内氏、真下紀子道議は、北るもい漁協、漁業者が反対の声を上げているにもかかわらず強行しようとしているダム建設の中止を訴えました。漁業者の「サクラマスは漁業者にとって大切な資源」という声を紹介し、ダム建設計画の中止を重ねて求めました。
 新千歳空港で使う融雪剤による美沢川の汚濁について国交省の担当者は「融雪剤は世界で使用しているもの。水質に影響しているという事実はない」といいましたが、「水質保全の問題意識を持って調査を継続している。検討結果を苫小牧市に知らせる」とのべました。
 知床半島の国道・橋梁(きょうりょう)拡幅整備について国交省の担当者は、「橋梁が狭いと認識している」と話しました。国道が1時間70_の降雨で通行止めにせざるを得ない状況であり、安全に通行できるように対策をすすめた後、取りかかりたいとし、その時期を「2008年ごろ」にはと答えました。

<環境省>
 日本共産党は、環境省に対し、羅臼岳登山道の危険個所の補修や標識の設置、半島内に設置された治山ダムの総点検、大型漂着ゴミの処理への支援など、増加が予想される観光客や入山者への対応、登録にふさわしい自然保護と環境保全への国の努力を求めました。環境省の担当者は、登山道について「植生復元を行うための調査を今年度に実施する」ことを明らかにしました。整備についても「国立公園内の登山道整備を順次すすめていくなかで行いたい」との考えを示しました。
 宮内氏は、砂防ダムなどの総点検を要求しました。環境省担当者は「ダムの独自調査をはじめている北海道と調査データを共有していく」と答え、撤去の有無についても「科学的な調査結果に基づいて判断したい」とのべました。
 また、知床半島先端部に漂着する大量のゴミの処理については「一般のボランティアの力もかりながら自治体といっしょになってとりくみたい」と答えました。日本共産党は、ドラム缶など大型ゴミの処理で苦労していることを写真も示して重ねて支援を要請しました。
 日本共産党は、今年も十勝支庁の林道で開催される世界ラリー選手権で国立公園の自然を荒らさないことを主催者に指導することや、廃棄物処理にかかわって拡大生産者責任を盛り込んだ法整備を求めました。(「しんぶん赤旗」北海道版/2005/07/27より)

領土・漁業 役割果たす党 来月14日市議選告示 根室で演説会 定数4減
 日本共産党根室市委員会と党根室市後援会は23日、根室市内で8月14日告示(21日投票)の根室市議選に向け、神ただし(63)、高木みさ子(55)、すずき一彦(43)の各市議と、紙智子参院議員を迎えて演説会を開きました。自民党支持という市民も党の実績ビラを見て参加するなど、130が来場しました。
 紙氏は、「領土問題は国政の問題だが、解決するには足場の根室市がしっかりしないといけな〒い」と切り出し、国政と根室市政のなかで果たしている自主独立で住民の立場にたった日本共産党の役割を語りました。
 党根室市議団は、20日に対政府交渉を行い、内閣府北方対策本部に、北方四島訪問の専用船建造のための調査継続などを約束させています。紙氏は、「粘り強くやることが、こじ開ける力になる」と熱を込めました。
 紙氏は、国会で郵政民営化法案、障害者「自立支援」法案の論戦を通じての党の役割を明らかにしました。
 すずき市議は、日本共産党以外のオール与党で教育・保育などを切り捨てたことを批判。高本市議は、介護保険の保険料・利用料減免を毎回の議会で取り上げ、制度をつくらせたことなどを報告しました。神市議は、党が領土・漁業問題を議会で質問し、担当部署をつくらせたことを紹介。「現場の声を議会に届け、政治を変えるのが共産党」と語りました。
 今期で議員を勇退する下川靖男氏があいさつし、「定数が4減って20になり、たいへん厳しい選挙。力を貸してほしい」と訴えました。(「しんぶん赤旗」北海道版/2005/07/26より)

こんの候補 気迫の訴え 音別町議補選きょう投票
 定数1を2人で争う激戦の音別町議補選は24日投票日を迎えます。「明るく住みよい音別の会」と日本共産党音別支部が推薦する、こんの稔候補(62)は23日、応援に駆けつけた紙智子参院議員と一緒に町内3カ所で訴えました。
 こんの候補は、「合併しても住みよい音別町を」と呼びかけ、@特別養護老人ホームの建設A介護保険料・利用料の軽減B少なくとも小学校卒業までの医療費無料化ーの「三つの約束」の実現をめざし、共感を広げています。
 海光団地前では、いすを用意して出てきた住民など40人を前に演説しました。こんの候補は「これまで多くの住民と対話してきた。新しい市になる住民の不安にこたえたい。あなたの願いを託してください」と力を込めよびかけました。
 紙氏は、国会では郵政民営化が、地方の切り捨てに怒る国民の反発にあっていることを紹介。「合併も住民が主人公でやらないといけない。新しくスタートする市で、音別のすぐれた施策を後退させず反映させようとしている、こんの候補へ支援を」と訴えました。(「しんぶん赤旗」北海道版/2005/07/24より)

雇用援護制度存続を 共産党厚労省に要望 季節労働者
 日本共産党北海道委員会の政府交渉団は20日、厚生労働省に対して「市町村の要望に見合う特別養護老人ホームの整備をはかり、必要な予算を確保すること」など14項目の要望をしました。
 深刻な問題となっている医師確保について、「過疎地における医療供給体制の確保」と「産婦人科医の確保に国として特別対策をとること」を求めました。厚労省は、へき地医療や医師需給の検討会のまとめをふまえ予算要求へ反映していき
たいと回答。産婦人科医も、子ども子育て応援プランの重点施策であり、取り組んでいくと答えました。
 制度の存廃が問題となっている季節労働者の冬期雇用援護制度について担当者は、暫定制度は総合規制改革会議や閣議決定で廃止・縮小が指摘されており、延長を考えていないという方向を示しました。これに対し、川部竜二衆院3区候補や伊藤理智子札幌市議は、夏場でも仕事が減っているなかで季節労働者のおかれている厳しい雇用・生活の実情を示し、存続を強く求めました。
 紙智子参院議員も、尾辻秀久大臣の「30年やってきた重みがある」との答弁も紹介しながら、後の対策をどうするかも明らかにしないまま制度をなくすのは認められないとして、しっかりとりくむことを求めました。(「しんぶん赤旗」北海道版/2005/07/23より)

「丸井今井」支援推進して 生ジャガ輸入解禁するな 共産党農水、経産省に要請
 日本共産党の紙智子参院議員、宮内聡衆院比例候補と各小選挙区候補、花岡ユリ子、真下紀子両道議らは21日も引き続き政府と交渉しました。
 経済産業省では、大型店の出店・撤退のルールづくり、北海道の老舗百貨店・丸井今井存続のための支援などを強く要請しました。
 イオン出店問題に取り組んでいる横山博子1区候補は「出店計画には業者と行政だけでなく住民も参加する必要がある」と主張。前川一夫8区候補は、函館では大型百貨店の撤退が続き、「空き店舗は巨大なパチンコ店になった。観光の街にふさわしくないと悲鳴が上がっている」と迫りました。
 紙議員は丸井今井問題で、道や市と一体となった支援と対策を経済産業省が窓口となることをふくめ中心となって進めるよう強く要望しました。
 農林水産省と水産庁に「野菜産地復旧緊急対策事業」の改善、アメリカなどが解禁要請している生ジャガイモの輸入解禁を認めないこと、漁船やプレジャーボートの廃船処理が問題になっている強化プラスチック(FRP)船対策などを要請しました。
 生ジャガイモの解禁問題で農水省の担当者は、専門家が8月中旬まで渡米調査し、判断すると表明。長谷部昭夫11区候補は「生ジャガイモの輸入は十勝農業に大変な状況をつくる恐れがある。一生懸命やっている農家が不安をもっている」と批判し、紙議員は「病害虫のシストセンチュウの被害を経験し、農民は本当に大変な思いをした。『解禁はやめてほしい』の強い声をふまえて検討を」と求めました。
 水産庁はFRP船の廃船対策で、「10月ごろ西日本10県でパイロット事業を立ち上げ、2008年までに全国展開したい」との見通しを示しました。
 野菜産地復旧緊急対策事業で花岡道議らは「台風被害をすぐ修復した人が事業の対象から漏れた。光があたるよう改善を」と要望。宮内、真下氏らは、サクラマスの産卵に影響を与えるサンル川のダムなどの建設中止を求める地元の声を届けました。(「しんぶん赤旗」北海道版/2005/07/22より)

質問ダイジェスト 日本共産党国会議員 基地たらい回しやめ 撤去こそ沖縄振興に 紙参院議員
 紙智子議員は19日の沖縄北方特別委員会の参考人質疑で、米兵の事件・事故が7年間に5割も増加している現状を指摘し「米軍基地とは共存できない。たらい回しでなく基地撤去が沖縄振興のためにも必要」とのべました。「沖縄米軍基地所在市町村に関する懇談会」座長を務めた島田晴雄慶応大学教授は「たいへんな負担を県民は担っている。どう大きく変えるかたくさんの変数を考えなければならない」と述べました。(「しんぶん赤旗」/2005/07/22より)

学校耐震化 国の責任で促進を 円山原始林 保護へ踏み出して 共産党上京し政府交渉
 日本共産党の対政府交渉が20日、始まりました。政府の2006年度予算に道民要求を反映させるためのもの。宮内聡衆院道比例候補や各小選挙区候補、花岡ユリ子、真下紀子両道議や市議らが上京し、延長国会中の紙智子、大門実紀史両参院議員と合流。東京・霞が関の国土交通省、厚生労働省、環境省などに道民の思いをぶつけました。21日には農林水産省、経済産業省などと交渉する予定です。
 文部科学省では、遅れている北海道の小中学校校舎の耐震化を国の責任で促進することや、国指定の天然記念物である円山原始林(札幌市)の実態把握を求めました。
 公立小中学校の校舎、体育館の耐震化は、地震防災対策特別措置法にもとついて進められていますが、全国的な耐震化率は今年4月現在で52%。北海道は41%(44位)と遅れています。
 長谷部昭夫衆院12区候補は「帯広市内の小中学校のうち耐震診断で安全とされたのは13カ所。49校が倒壊の危険にある」と、資料も示して耐震工事の促進を求め、真下紀子道議や宮内聡衆院比例候補らは「北海道は耐震化が進まない地域の一つ。底上げを」と訴えました。
 文科省の担当者は「学校の耐震化は文部科学省の責務。有識者会議の話も聞きながら取り組みたい」と述べました。
 小形香織札幌市議は、「円山原始林のすぐ横まで高層マンションが立てられています。住民からは『キタキツネが少なくなった』『カタクリが咲かなくなった』との心配の声が出ています」と、現地の写真や地図を広げて実態を述べ、札幌市が環境調査をするよう指導すること、原始林保護のための緩衝地帯設置などを求めました。
 担当者は「貴重な文化財だと認識している。ともかく状況を把握したい。そのために市へも話をしたい」と言いました。

対政府交渉の参加者
 日本共産党の政府交渉には、紙智子、大門実紀史両参院議員とともに、北海道から衆院道比例ブロック・宮内聡、1区・横山博子、2区・金倉昌俊、3区・川部竜二、8区・前川一夫、11区・長谷部昭夫の各候補、花岡ユリ子、真下紀子両道議、小形香織、伊藤理智子両札幌市議、松永俊雄釧路市議、神忠志、高本みさ子、鈴木一彦の各根室市議が参加しました。(「しんぶん赤旗」北海道版/2005/07/21より)

北方四島 訪問専用船建造へ前進 根室市議団ら要望に国側
 対政府交渉に参加した根室市議団の神忠志、高本みさ子、鈴木一彦の3人は20日午前、「北方領土」問題で内閣府などと交渉しました。これには大門実紀史参院議員、紙智子参院議員秘書、宮内聡衆院比例候補が同席しました。
 神市議らは内閣府で、北方四島訪問の専用船建造を早期にすすめることなどを要望。内閣府北方対策本部の黒羽亮輔参事官は「どういう船がよいか、今年度の検討をふまえ来年度は調達の仕方や管理方法まで具体的に詰めたい」とのべ、調査を継続していく意向を表明しました。
 北方四島訪問に使われている船舶は、船内が狭く階段も急で、平均年齢が72歳を超えた元島民の利用は負担が大きく、専用船建造の要望が強まっていました。内閣府は2005年度予算で建造調査費を計上していました。
 神市議は「地元には、調査費だけで終わってしまうのではないかと心配する声もある。今日の回答は一歩前進。わたしたちは引き続き運動を強め、なんとしても建造まで持っていきたい」と語りました。また、神市議らは、返還運動啓発経費の増額や振興基金運用益減少対策についても要望。黒羽氏は「各地で(運動継承の)青年部ができる予算を考えていくと述べました。
 外務省では、「北方領土」の早期返還を国際的に道理ある交渉によって実現することなどを求めました。担当官は「思いは現地の方々と同じだ」と述べ、北方四島交流の回数・地域と参加対象者の拡大、入出手続き個所の複数化などについても「重要な課題であり、今後ともロシア側とさまざまな場で交渉していく」と述べました。(「しんぶん赤旗」北海道版/2005/07/21より)

生きる希望奪う「応益負担」 札幌 各党参加で公開討論 会場から怒りの声続出 「廃案に」 紙議員の発言に拍手
 障害者団体らがつくった「障害者自立支援法案に地域の声を届けよう北海道実行委員会(坂内洋士実行委員長)」は「意見聴取会&パネルディスカッション」を17日、札幌市内で開きました。会場からは次女と手が挙がり、「生きる権利を奪うな」「応益負担絶対反対」の怒りの声が続出しました。
 厚生労働省の担当者や北海道選出の自民、公明、民主の各議員が参加。日本共産党からは紙智子参議院議員が出席しました。会場では事前予約を大きく上回り、360人がつめかけました。
 厚生労働省の担当者はサービスを増やしていくために応益負担はやむを得ないと述べました。自民、公明の議員も「応益負担は財政難でやむを得ない」と繰り返し、民主党は所得に応じた上限額の設定や減免措置を講ずるとした考えを述べました。
 紙議員は「障害者たちが運動によって制度を発展させてきたのに、この法案は逆戻りになるものだ」「1割負担は障害者には重いもの。社会全体で障害者をささえるべきだ。参議院で十分な審議ができないようなら一度廃案にすべきだ」と発言。会場からは大きな拍手がおこりました。
 参加者からは18人が発言。共同作業所の所長をしている片山和恵さんは「作業所にくる仲間を路頭に迷わすわけにはいかない。応益負担は憲法25条の生存権を阻害している」と撤回を強く求めました。
 精神障害者の女性は「国の財政難は障害者の責任ではないのに、背負わせるのはおかしい」、身体障害者の若い男性は「障害者自身がよくわからない法案を、そうそうに可決するのはおかしい」と述べました。
 障害者の弟をもつ男性は「施設の運営は厳しく、家族が支えているところもある。この法案でいっそう経営が厳しくなり、家族への負担が大きくなる」、若い女性も「障害者年金が2年前下げられたうえに、これ以上負担が増えれば生活できない」と必死に訴えました。
 集会では「応益負担は生きる希望をはく奪するに等しいもの」など10項目のアピールを採択しました。(「しんぶん赤旗」北海道版/2005/07/19より)

生活不安どう打開 共産党東北草の根シンポ 実態とたたかい交流 青森
 日本共産党衆院比例東北ブロック事務所と東北6県の県委員会が主催する「東北草の根シンポジウム 生活不安・社会不安をどう打開するか」が16日、青森市で開かれ、250人が参加しました。
 各分野からのパネリストが憲法25条の生存権が脅かされている実態とたたかいを報告。青森県生活と健康を守る会の神江美事務局長は「月収4万円の28歳の女性から相談を受け、市との交渉で国保資格証明書を正規の保険証に切り換えさせた」経験を紹介。石田久・弘前市議は「市民1万人以上の署名で減免制度を実現させた」とのべました。
 「タクシー労働者は規制緩和による増車で貧困ラインを下回っている」(自交総連宮城地連の石垣敦書記長)、「国保税が払えず、半年以上寝たきりでも医者にかかれない高齢者がいる」(中部クリニックの和田美穂子看護長)、「少ない求人に、一度も応募しない高校生が増えている」(青年の雇用を求める県連絡会の桧山康博世話人)などの報告がありました。
 高橋千鶴子衆院議員は、共産党以外の政党は社会保障財源を消費税増税など国民負担に求める立場だと指摘。紙智子参院議員は「障害者『自立支援』法案は障害の重い人ほど生活を抑制され、自立を阻害される法案だ」と批判しました。大門実紀史参院議員がコーディネーターを務めました。
 会場から六人が発言。参加者からは「人間らしく生きていけない実態を知り、怒りを覚えます」(50代の女性)などと感想が寄せられました。
 県社会保険労務士会会長と県保険医協会会長から期待のメッセージが寄せられました。同シンポは昨年11月から始まり、今回で5回目です。
(「しんぶん赤旗」/2005/07/18より)

定率・応能負担やめて 全腎協など党議員と懇談
「自立支援」法案
 全国腎臓病協議会(全腎協)、全国心臓病の子どもを守る会の代表が12日、東京都内で日本共産党国会議員と懇談。衆院厚生労働委員会で、与党が13日にも採択強行をもくろむ障筈者「自立支援」法案に盛りこまれている定率(応益)負担をやめ、更生医療・育成医療を存続することを求めました。小池晃政策委員長、穀田恵二国対委員長をはじめ、井上哲士、紙智子、小林みえこ、仁比聡平の各参院議員が応対しました。
 全腎協の栗原紘隆副会長は、約25万人の透析患者の多くが、週3回の透析治療のために十分な就労ができず、うち約7万人が年金生活者と、厳しい収入状況であることを話しました。現行では透析患者の5割近くが住民税非課税世帯で、医療費負担がゼロ円であるものが、改悪後は、住民税非課税世帯(年収80万円未満)が2500円、同(年収80万円以上)が5千円の負担となることを指摘。「低所得者ほど厳しい負担増となる法律です」と訴えました。
 全国心臓病の子どもを守る会の水谷幸司事務局次長は、所得税の一番低い世帯で、18歳未満の子どもが対象の育成医療は24倍、更生医療を一人ぐらしの心臓病患者が利用した場合は50倍の負担増となることを説明しました。
 小池議員らは、法案を徹底審議し、成立させない決意をのべ、激励しました。(「しんぶん赤旗」/2005/07/13より)

使途不明は約4億円 参院委徹底検証を求める 道警の裏金紙議員追及
 日本共産党の紙智子議員は11日の参院行政監視委員会で、北海道警の裏金問題を取り上げ、会計検査院の徹底した検証と警察が検査を妨害せずに協力することを求めました。
 紙議員はまず、道警自身の内部調査による不適正執行額(10億9千9百万円。内訳国費6億8千3百万円、道費4億1千6百万円)について、内部調査を監査した道監査委員のさる5月の監査報告書では、道費で新たに約3千7百万円もの不正支出が明らかになったと指摘しました。
 そのうえで、「調べれば調べるほど、不正が拡大してくる。道民の道警への不信感がさらに強まっている」として、村田吉隆国家公安委員長の見解をただしました。
 村田国家公安委員長は「道警を上回る不正執行額が出たのは誠に遺憾」と答弁しました。
 紙議員はさらに、道警が認めた裏金11億円のうち、監査報告書では約3億9千万円が領収書などがなく、使途不明のまま解明されていないとして、道民から「真相はヤミのままだ」と怒りの声が上がっていることを紹介。捜査協力者への聴き取り調査をはじめ、原田宏二元道警釧路方面本部長が告発している警察庁幹部の接待や幹部のせんべつなどについても徹底した検証を会計検査院に求めました。
 これに対し、森下伸昭会計検査院畏は「昨年11月の内部調査を踏まえて現在検証に取りかかっているところ。会計検査ではそのまま(黒塗りされてないもの)の書類をもとに検査している」とのべました。(「しんぶん赤旗」北海道版/2005/07/12より)

小樽あおばまつり 悪政競い合う「2大政党」政治 力合わせ打ち破ろう 紙さん講演1400人集う
 小樽市で10日、日本共産党後援会が「あおばまつり」を開きました。今年で27回目。会場となった天狗(てんぐ)山の中腹、緑豊かなもがみ公園には、市内や余市から1400人が集まり、特設ステージで繰り広げられる講演やアトラクションに、さかんに拍手を送りました。
 紙智子参院議員が記念講演をしました。紙さんは、「2大政党とは何なのか」と問いかけました。都議選や国会での郵政民営化法案、障害者「自立支援」法案の論戦を振りかえり、「表面的には対決を装いながら、.ほんとのところで悪政を競い合っている。これが自民党と民主党の二大政党の現実です。力を合わせてこの政治を変えていきましょう」とのべました。参加者は大きな拍手で応えました。
 誘われて初めて後援会の催しに参加した内装業の男性(58)は、「普段なかなか聞けない紙議員の話を生で聞けて勉強になった。これからは年寄りと障害者を大切にする政治でないと。がんばって議席を増やして」。夫が病気で入院し、自身も大病を患った佐々木竹子さん(76)は「いまの収入でも生活はぎりぎり。消費税率の引き上げや何やらで、これ以上老人の負担を上げられたら本当に困る。
 まつり名物のうどんづくりに腕を振るった元消防士・阿部幸一さん(61)は、「介護も自立支援も、お金がない人は受けられなくなる。それが一番心配だ。最低限お金を気にせず病院にかかりたい。 要は国と地方のお金の使い方だ。ぜひ改めさせてほしい」と期待を寄せます。
 紙さんと宮内聡衆院比例候補、花岡ユリ子道議は、後援会のテントを一つひとつ回って、参加者とがっちり握手。「いつ選挙があっても必ず勝利できる党と後援会をつくろう」の思いを固め合いました。(「しんぶん赤旗」北海道版/2005/07/12より)

党国会議員 各地で支持訴え
 東京都議選の投票日前1日の2日、日本共産党の国会議員は党候補の最後の押し上げへ都内各地を駆け巡り、支持を訴えました。
 石井郁子副委員長(衆一院議員)は町田市(むろ一や友英候補)で、山口富男衆院議員は大田区(中.村みのる候補地域)で訴えました。
 吉川春子参院議員は三鷹市(大城みゆき候補)で支持をよびかけ。井上哲士参院議員は北多摩2区(前田武彦候補)、小金井市(岩永とおる候補)、三鷹市(大城みゆき候補)を駆け巡りました。
 紙智子参院議員は南多摩選挙区(石渡あきら候補)の多摩市、八王子市(清水ひで子候補)でそれそれ訴え。小林みえこ参院議員は江東区(東ひろたか候補)、中央区(桑名文彦候補)を駆け巡り、大門実紀史参院議員は終日練馬区(松村友昭候補)で訴えました。(「しんぶん赤旗」北海道版/2005/07/03より)

障害者資格試験 ひどい国側の手続きミス 無効取消し救済を 参院委紙議員が強く求める
 日本共産党の紙智子議員は6月28日の参院厚生労働委員会で、国立函館視力障害センターに入所中の可香(かが)康信氏が「あん摩マッサージ指圧師」の国家試験で合格点に達していながら、同センターの手続きミスで受験無効となった問題で、可香氏の受験無効を取り消し救済するよう求めました。
 尾辻秀久厚労相は、「試験を管理する側から言えば(例外をつくることはできず受験無効はやむをえないという)理屈がある。一方、国立函館視力障害センターが事務手続き上のミスをしたことは絶対に許されるものではない。この二つのなかで、審査請求は適切に処理する」と答えました。
 可香氏は、網膜色素変性症で視力低下と視野狭窄(きょうさく)が進行し、同センターで三年間かけて「あん摩マッサージ指圧師」の国家資格に必要な単位を取得。今年3月に受験したものの、センターの過失で期日までに必要な書類が提出されなかったため、受験が無効とされました。現在可香氏は、厚労大臣に、受験無効の処分取り消しを求め審査請求をおこなっています。
 紙議員は、「法律では無効とできるのは不正行為があった場合だけで、救済できない法的根拠はなにもない」と指摘。「本人に責任もないのに、国立施設の落ち度で、国家試験が無効になるなどということはあってはならない」と、救済を強く求めました。(「しんぶん赤旗」北海道版/2005/07/02より)

都内各地で訴え 党国会議員
 東京都議選(3日投票)で日本共産党の国会議員は1日、都内各地で日本共産党への支持を訴えました。
 石井郁子副委員長(衆院議員)は午前は目黒区(宮本栄候補)で、午後は大田区(かち佳代子候補地域)を駆け巡りました。
 穀田恵二衆院議員は中野区(植木こうじ候補)で訴えました。
 高橋千鶴子衆院議員は墨田(あとう和之候補)と台東(あきま洋候補)の両区に入り訴え。吉井英勝衆院議員は江戸川区(河野ゆりえ候補)で支持をよびかけました。
 吉川春子参院議員は文京区(小竹ひろ子候補)で訴えました。
 井上哲士参院議員は豊島(渡辺くみ子候補)、練馬(松村友昭候補)の両区で訴えました。
 紙智子参院議員は西東京市(藤岡ともあき候補)と北多摩1区(小松きょう子候補)で訴えました。
 小林みえこ参院議員は新宿区(大山とも子候補)、千代田区(柏崎やすまさ候補)、港区(くぼた光候補)を駆け巡りました。
 大門実紀史参院議員は世田谷区(たそえ民夫候補)、目黒区(宮本栄候補)、大田区(中村みのる候補地域)で支持をよびかけました。(「しんぶん赤旗」北海道版/2005/07/02より)

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