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2005年5月

大型店より身近なお店 便利で楽しい「街の駅」 共産党が街づくりシンポ 商店街連合会理事長、紙議員ら発言 岩見沢
 人口減、高齢化の進む南空知地域。商店街を中心にしていかににぎやかさを取り戻すか。その道を探ろうというシンポジウムが28日、岩見沢市内で開かれました。日本共産党南空知地区委員会が開いた「大型店と街づくりを考える」シンポジウムです。地元商店街のケーキ屋さんをはじめ、市役所職員、消費者ら百五十人が詰めかけました。

 パネリストは岩見沢市商店街振興組合連合会の仁志紘一理事長、美唄商工会議所の奥山裕章専務理事、元三笠市民生活協同組合理事の岩崎龍子さん、日本共産党の紙智子参院議員の4人。宮内聡国会議員団道事務所長があいさつしました。
 奥山さんは「活気ある街づくりに大型店が必要なのか」と問いかけ、「規制緩和が大型店の乱立を生んでいる。出店にあたって住民、行政、商店街と話し合う場が必要だ」と提起しました。
 南空知地域では、街づくりを考えるうえで高齢化と人口減少問題を考えないわけにはいきません。とくに三笠市は市民1万2千人のうち4割近くが65歳以上です。岩崎さんは「大型店までバス代が千円近くもかかる。お年寄りはバス代をかけずに買い物をしたいと願っている」と身近な店の切実さを話しました。
 仁志さんは「商店街はたんなる物を売る場所ではない。地域コミュニティーに大きな役割を果たしている」と強調。便利で楽しい空間「街の駅」をつくるという商店街のとりくみを紹介しました。
 紙参院議員ぽ、昨年党が発表しだ商店街・まちづくり政策のポイントを紹介。「商店街は地域の公共財産」として、にぎわいある商店街と住民が安心して住みつづけられるまちづくりのため、出店・撤退のルールづくりが必要だと述べました。
 討論では、「車でも行きやすい商店街を」「トイレを増やして地元のお年寄りが寄りやすく」などの意見がありました。
 小学生の子を持つ佐久間寿さん(32)は地元紙を見て参加。「近くのお店とは家族ぐるみのつきあいです。このふれあいは子どもの成長にとっても必要。商店街を残したいですね」と話しました。(「しんぶん赤旗」北海道版/2005/05/29より)

農業振興策など要望 農業委代表 共産党議員団と懇談
 東京・旨比谷公会堂で開かれた全国農業委員会会長大会を受け、農業委員会代表は26日、農業政策への要請を持ち、日本共産党国会議員団と懇談しました。
 北海道農業会議の阿部清会長ら一行は、「このままでは十年後に地域は大変だ」とのべ、経営安定策の早期導入を訴えました。財界などが主張する株式会社一般の農業参入については、農業以外に転用・乱開発される不安を訴え、乱開発を防止する役割をもつ農業委員会の体制充実が必要だとのべました。
 日本共産党の紙智子参院議員、高橋千鶴子衆院議員は、「現場の切実な声だと思う」と応対しました。農業の再生と食料自給率向上のためには輸入規制とともに、農産物の価格保障と所得補償制度の二つの柱が必要だとする党の見解を紹介。株式会社一般の農地取得自由化に、農業委員会などと連携して反対していく決意を表明しました。
 懇談では、安全・安心な作物を作る技術を継承する努力、酪農家の新規就農への町助成金が財政難となっている例などが紹介されました。(「しんぶん赤旗」/2005/05/28より)

農地を守り担い手確保 農業委員会が会長大会
 農業委員会の2005年度会長大会が26日、東京都千代田区の日比谷公会堂で開かれました。「食料自給率向上にむけた意欲ある担い手の確保・育成」「遊休農地を解消して有効利用のための対策」などを国に要請することを決議。遊休農地を耕作する活動、学校給食に地場産の野菜利用をすすめた経験交流をしました。
 国への要請決議の提案では、農産物の自由化と農産物の価格保障の縮小・廃止をすすめる小泉内閣の農業政策のもと、農業後継者不足や農地の荒廃が広がっているだけに、「貿易交渉では『多様な農業の共存』が可能となる貿易ルールの確立というわが国の主張を妥協することなく貫徹を求める」と訴えています。FTA(自由貿易協定)交渉については、「農業だけが犠牲にならないよう各産業分野のバランスの配慮が必要だ」としています。食料自給率が四割と低くなっている日本では、食料安定供給への不安に政府はこたえるべきだと強調しました。
 アメリカ産牛肉の輸入解禁では「科学的根拠にもとづき厳正・厳格に安全評価して、き然とした態度で対処する必要がある」と訴えました。
 また、都市農業の振興策では、市街化区域内の重税を回避する生産緑地制度の指定を受けやすくするため、500平方bの面積要件を引き下げるように求めました。
 来賓として日本共産党の紙智子参院議員が紹介されました。(「しんぶん赤旗」/2005/05/27より)

学童保育充実して 全国連協と党議員団が懇談
 「学童保育の拡充」を目指す全国学童保育連絡協議会(山本博美会長)は23日、日本共産党国会議員団と懇談し@学童施設の増設A施設規模や指導員配置の適切な基準づくりBすべての子どもを対象にした「遊び場」の充実―を要望しました。
 学童保育(放課後児童健全育成事業)の役割が高まる一方、施設の大規模化、待機児童の急増など、条件整備が大きく遅れています。
 懇談では、大規模施設では子どもの状態が把握できない、自治体は定員枠をなくして放置している、空き教室利用だが並ばないとトイレにも入れないなど切実な実態が示され、小学校区に複数設置することの必要性や、施設や指導員配置の適切な基準について訴えがありました。
 山口富男衆院議員は、国会で学童保育の基準づくりに取り組んだ経験を説明し「今日の要望を踏まえて、今後もみなさんと力を合わせて前進させたい」と語りました。
 参加したのは井上哲士、小林みえこ、紙智子の各参院議員、党本部・国民運動委員会も同席しました。(「しんぶん赤旗」/2005/05/24より)

見直せ空港周辺開発 紙参院議員訴え 佐藤候補三たび議会へ 千歳市議選が告示
 6人はみ出しの大激戦の千歳市議選が22日告示(29日投票)され、日本共産党の佐藤ひとし候補(54)=現=が立候補。紙智子参院議員とともに、事務所近くの高台市営住宅前で、後援会員、支持者ら約70人を前に第一声をあげました。
 同市議選は定数28(2議席減)に対し、34人(現職19、新人9、元職6)が立候補しますが、自衛隊関係者が九人立候補するという異様な選挙戦です。
 佐藤候補は、重度身体障害者への紙おむつ支給や町内会の資源回収還元金の増額、議員の海外視察制度の廃止などを実現した二期八年間の実績にふれ、「福祉を削る議員か市民の願いを実現する議員か、税金のムダつかいを進める議員かチェックする議員か、憲法を改悪する党か平和と憲法を守る党かの三つのモノサシで私を選んでいただきたい」と力強く訴えました。
 紙参院議員は、「市民の声を市政に反映させ、市民の暮らし、福祉を守る政治を進めるかけがえのない日本共産党の議席、佐藤候補をみなさんの力で三たび議会へ送り出してほしい」と話しました。
 「見通しのはっきりしない空港周辺の大型開発の見直しを求め、ムダつかいをやめさせる」ときっぱり語る佐藤候補は、第一声後、スーパーや市営住宅前などで街頭演説。住吉市住では、家から次々と住民が出てきて「家庭ゴミ有料化の中止など議会ではっきりものを言う佐藤さんにがんばってほしい」と声援を送り、がっちりと佐藤候補と握手しました。(「しんぶん赤旗」北海道版/2005/05/22より)

“食の安全貫こう” 全国食健連が大運動へ 総会開催
 全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は22日、2005年度の総会を東京都内で開きました。
 方針案を提案した坂口正明事務局長は、「輸入を増やす一方で安全な国産食料を作る農家をつぶそうとする小泉農政改革が国民の願いとかけ離れてきている」と指摘しました。BSE全頭検査など牛肉の安全性確立の運動や地産地消を進める先頭にたち、国の責任で食料自給率向上を進める国民署名が40万を超えるなど、食健連が国民共同の運動や共感を広げているとのべました。
 多国籍企業の利益優先のWTO(世界貿易機関)路線の改定、食料主権の確立の旗をかかげアジア民衆との交流が発展したと報告しました。
 発言では、神戸港見学会を通じ輸入食料の安全性を告発(兵庫県)、自治体を訪問して米価暴落対策と農業と食料を守る懇談(福島県)、地場産を学校給食に利用する行政への申し入れ(全教栄養職員部会)へ、農民連の国産大夏を豆腐屋さんに紹介し商店街が元気になった(新婦人)など多彩な活動を交流しました。
 秋のグリーンウエーブ(いっせい共同行動)にむけ「BSEでアメリカの横暴に屈するな、「食の安全貫け」の大運動、米価暴落への怒りや食料自給率向上署名を軸に交流と共同を広げる方針を確認しました。
 総会には日本共産党の紙智子参院議員が出席し、激励しました。(「しんぶん赤旗」/2005/05/23より)

次の選挙で勝てる実力をつけよう 全道の経験を交流 党後援会が学習集会
 憲法を守り、命輝く日本に変えたい―稚内や函館など全道から約330人が集まった日本共産党の単位後援会学習交流集会(主催は全道後援会)。「次の選挙で必ず勝利するために大いに学ぼう」と21日から2日間にわたり、札幌市定山渓で開かれています。
 今の情勢と後援会活動をテーマに講演したのは、党後援会全国連絡会の太田晴夫事務局長。憲法九条を守り抜き、二大政党をうちやぶるたたかいを強調しました。「党と後援会の実力をつける一年に」と励ましました。
 国会報告をした紙智子参院議員は、郵政民営化法案の成立に向け、強硬手段をとっている与党を批判。「どれだけ党が頑張るかで日本の未来が大きく変わってくる。種をまいて広げ、育てていこう」との力強い言葉に、参加者から拍手が起きま一した。
 後援会の猪狩久一代表世話人、党道委員会の西野敏郭委員長、宮内聡衆一院比例候補があいさつしました。
 札幌市中央区山鼻後援一会の猪瀬博子さん(67)は「民主党は消費税、憲法問題でも悪政推進する立場。二大政党論を打ち破る自信と確信をもてました」、小樽女性後援会の尾形幸子さん(60)は「自民党も公明党も国政・地方選挙勝利にむけて土台作りをしている。負けずに楽しく元気にがんばりたい」と語りました。
 旭川市後援会は「北九州市での全員当選など中間選挙での前進の話が確信になった」と話し、6月に開かれる党と後援会主催の「わか葉まつり」を契機に大きくしたいと強調しました。
 「選挙の時だけでなく、日常的な宣伝がいかに大事かよくわかった」と話すのは札幌市東区元町北後援会の大窪良二さん(66)。学んだことを早く後援会のみんなに伝えたいと張りきっています。
 釧路市後援会の山内勲さん(58)も決意をのべました。「町内会の活動にも力を入れて、後援会の活動が地域の人に見えるようにしていきたい」(「しんぶん赤旗」北海道版/2005/05/22より)

コメ価格下落対策で道府県補てん不十分 紙参院議員 質問ダイジェスト 日本共産党国会議員
 紙智子議員は19日の農林水産委員会で、国と生産者が積み立ててコメの価格が下落した場合生産者に補てんする稲作所得基盤確保対策と担い手経営安定対策について、多くの道府県で補てん金が満額払われない見込みとなっている問題をとりあげました。農家拠出に頼る仕組みが問題で、放置すれば「担い手」といわれる大規模農家からつぶれていくと指摘。コメ改革を早急に見直すよう求めました。(「しんぶん赤旗」/2005/05/21より)

高裁も調査の必要示す 紙議員工事の再開を批判 諌早湾干拓
 日本共産党の紙智子議員は19日、参院農林水産委員会で、諫早湾干拓事業の工事差し止めを取り消した16日の福岡高裁の決定について、廃業が相次ぎ、自殺者さえもあとを絶たない有明海漁民の「いったいどれだけ苦しめればいいのか。われわれに死ねというのか」という悲痛な訴えを直視しない不当な決定と批判しました。
 同時に紙氏は、同高裁決定は干拓事業を是認したのでなく、「諫早湾干拓工事と有明海の漁業環境の悪化との関連性を否定できない」と認め、調査・研究の必要性が大きいとしていると指摘。国は、高裁決定が責務とした潮受け堤防の中・長期開門調査を行うべきだと主張し、「その検討さえしないのは、司法の判断に対してごう慢な姿勢」だと強調しました。
 島村宜伸農水相は中・長期開門調査ではなく、「潮流調査、高潮調査等(別の方法)の調査を実施する」とのべるにとどまりました。
 紙氏は、国が漁民救済の策を行わない上に、高裁決定の後、ただちに工事を再開したことに、「漁民の気持ちを踏みにじり、あまりにも露骨に感情を逆なでするやり方で許されない」とのべ、工事の中止を求めました。(「しんぶん赤旗」/2005/05/20より)


シジミ赤さび、サクラマス産卵床埋没… 羽幌、天塩 北るもい漁協と懇談 サンルダム建設に懸念 大橋、真下、宮内氏ら パンケ沼で実態
 「シジミの赤さび、サクラマスの産卵床の埋没などが心配される。ダム建設計画での漁業、自然環境への影響をしっかり議論してほしい」―。
 北るもい漁協の関係者から17日、要望が次つぎと日本共産党調査団に寄せられました。
 天塩川水系サンル川に北海道開発局が多目的ダム(サンルダム)を計画している問題で大橋晃、真下紀子両道議、宮内聡国会議員団道事務所長らは、現地での懇談やパンケ沼での実態調査をおこないました。
 北るもい漁協本所(羽幌町)での懇談で、今隆組合長は「ダム建設と漁業の因果関係が明らかにされていない。下流の私たちも勉強会や視察をしている。山に木を植えること、森と川の役割なども真剣に考えている」と述べ、「抜本的な解決策が示されない限り、ダム本体建設に同意できない」と表明しました。
 天塩支所では、同漁協の菅井好文理事が「最近、河川改修や泥炭層の流出などでシジミに赤さびが付着して深刻になっている。特産の天塩シジミの商品価値が失われている」と話しました。
 一行は、菅井理事の案内でポートに分乗し、サロベツ川やパンケ沼のシジミ漁場で赤さびの実態を調査。寒風吹くなか、菅井さんから「一年間禁漁などの自主的努力をしているが、サンルダム建設で水位がさらに下がることで、いっそう悪化することを懸念している」との説明をうけました。
 調査を終えた大橋道議は「実際に現場を見て、ダム建設で漁場への影響が心配されることがわかった。漁協のみなさんが生活と環境をどう守るか、心意気の強さを感じた。シジミは、環境のバロメーターといえる」と語り、六月道議会でも取り上げる意向を示しました。
 この調査には、地元の金木直文・羽幌町議、坂本茂・前留萌市議も同行し調査ました。(「しんぶん赤旗」北海道版/2005/05/19より)

漁業の再生策探る 岩手漁連・専門家ら協力共同 共産党が東北シンポ
 漁獲量の減少や魚価の下落、漁家の高齢化―水産業をどう元気にするか。東北草の根シンポジウムPART4「東北の水産漁業を守り育てる道」(主催・日本共産党東北ブロック事務所、東北六県の各県委員会)が14日、岩手県陸前高田市の、ふれあいセンターで開かれ、東北各地から360人が集まりました。
 現場から四氏が報告。陸前高田市のカキ養殖漁業者・佐々木洋一氏が十年ほど前から続ける中学生のカキの養殖体験授業を紹介。同県山田町の佐藤照彦党町議は、年100万円の予算をつけて若手漁業者を育成する町の努力を話しました。
 北里大水産学部の井田齊(ひとし)教授は、稚魚が育つ場所である波打ち際の埋めたての現状を報告。元水産業改良晋及員の渡辺博之・福島県いわき市議が資源管理の福島の様子を述べました。
 大門実紀史参院議員は日本漁業の再生策について問題提起。高橋千鶴子衆院議員は国が漁業のもつ多面的な機能を認めてきていること、紙智子参院議員は水産物の輸入制限制度を守る決意を述べました。
 フロアから6人が発言。共産党員で陸前高田市長の中里長門氏が、歓迎のあいさつをしました。
 山田町のカキ養殖漁業の男性(52)は「共産党が国会で質問していることなど知り少し元気が出た」と感想を話しました。
 シンポは、事前に3国会議員が五漁協と懇談、百近い漁協や水産業者、自治体に協力を申し入れて開催。敬意と感謝を表する岩手県漁連メッセージが紹介されました。(「しんぶん赤旗」/2005/05/15より)

パート処遇改善要求 全労連10万超す署名提出
 全労連・パート・臨時労組連絡会は11日、参院議員会館で集会を開き、パートや臨時等労働者の処遇改善を求めて取り組んできた署名を国会議員に提出しました。
 働く人の三人に一人、女性の場合は二人に一人がパートや非正規雇用で働いています。賃金は正規社員の半分から三分の一、保険や年金、育児・介護休業等の処遇面でも差別的処遇を受けています。参加者らは「均等待遇を法的に保障してほしい」と実情を訴え、十万を超える署名を「パート議員連盟」の役員らに手渡しました。
 日本共産党の吉川春子、紙智子両参院議員が.出席し、「次期通常国会一で、提出が予定される均等法の改正で間接差別の禁止を規定できるよう頑張りたい」と参加者を激.励しました。(「しんぶん赤旗」/2005/05/14より)

米国産牛肉 輸入再開の諮問に反対 参院委で紙議員 集中審議求める
 12日の参院農水委員会で日本共産党の紙智子議員は、全頭検査の対象牛を21カ月以上に変更することを認めた食品安全委員会の答申について質問。農水、厚労両省が20カ月以下の米国産牛肉を検査なしで輸入再開しようとしていることに反対しました。
 厚労省は食品安全委の答申を受けて検査対象を21カ月以上とする省令改正案を発表しましたが、同委の答申にはパブリックコメント(公募意見)の七割が反対しています。
 紙氏はこの点を指摘し、輸入再開が食の「安全・安心」の立場に反するとただしました。島村宜伸農水相は「誰しも全頭検査がより安全と考えるのは当然だ」としながら、「これまで400数十万頭を検査し、21カ月未満の牛に危険な例は発見されていない。専門家の判断を尊重したい」と答弁しました。
 紙氏は、「公募で寄せられた多数の意見を尊重するなら輸入再開の諮問はすべきでない」とのべた上で、BSE問題での集中審議を求めました。(「しんぶん赤旗」/2005/05/13より) 

改憲反対と座り込み 国会前で怒りの唱和
 「憲法改悪、悪法許すな」と11日、衆議院第二議員会館前で組合旗や横断幕を掲げた250人の人たちが座り込み、「憲法九条守ろう、介護保険法改悪反対、障害者自立支援法改悪反対、郵政民営化反対」と国会に向け怒りの声をあげました。
 国民大運動実行委員会、安保破棄中央実行委員会、中央社会保障推進協議会が主催しました。
 10日に衆院本会議で可決された介護保険改悪法案はこの日から参院で審議がはじまり、郵政民営化法案や障害者自立支援法案も国会で審議が始まっています。
 正午からの集会では全国生活と健康を守る会連合会の辻清二事務局長ら各界の代表が次々と発言。悪法を食い止めるたたかいの先頭に立っていこうと呼びかけました。
 川崎市で建設業を営む森正次さん(65)は終戦時、5歳。爆撃にあって逃げ惑う人たちを覚えていると言います。「憲法九条だけは変えてほしくない。戦争していいことなんてない。それだけです」と力を込めました。
 「利用者にとっては人と人が触れ合い、居場所があることが張り合いになる」と話すのは山梨県にある甲府共立病院の言語聴覚士、五味美代子さん(58)。介護法案が改悪されれば利用者のサービスが制限され、ヘルパーなど介護労働者の仕事が減ることにも触れて「介護保険法案を廃案にしてほしい」と憤りました。
 日本共産党の紙智子参院議員があいさつしました。(「しんぶん赤旗」/2005/05/12より)

「非公務員化」で懇談 紙・高橋両議員 農水省関連研究所を視察 つくば
 日本共産党国会議員団農水部会の紙智子参院議員と高橋千鶴子衆院議員は9日、茨城県つくば市の農水省関連の独立法人研究所を視察しました。小泉内閣が計画をしている研究所の「非公務員化」問題について現場の要望を国政に反映しようとするものです。
 両氏は、統合が政府から示されている三つの研究所を訪問。「国民の期待にこたえる研究や悩みを率直に聞かせてもらいたい」とあいさつしました。
 食品総合研究所では兒玉徹理事長らが応対し、食品表示の適正化や高齢化対応の食品開発など研究についてふれ、「非公務員化による職員の権利・義務の不安は払しょくしたい」とのべました。
 農業・生物系特定産業技術研究機構は品種改良や生物エネルギーの実用化研究など幅広い研究をしています。三輪睿太郎理事長は「統合で効率化が迫られるが、国民サービスの継続がないと困る。いまでも研究の芽が中途で打ち切られる例がある」と話しました。 農村環境や水利問題などを研究している農業工学研究所では、宮本幸一理事長が応対。中越地震でのため池の崩壊や地滑り防止の研究などを紹介し、「地方自治体の依頼が多く民間からの資金は少ない。研究を重点化することになるかもしれない」とのべました。
 紙、高橋の両氏は「国会でも取り上げていきたい」と答えました。(「しんぶん赤旗」/2005/05/10より)


戦争しない憲法は立派 大通公園紙参院議員の話に共感 大通公園 紙参院議員の話に共感
 日本共産党の紙智子参院議員は憲法問題で3日、暖かな春の日差しにくつろぐ市民や観光客らでいっぱいの札幌・大通公園で党道委勤務員らとともに街頭宣伝しました。
 勤務員から鮮やかな黄色の赤旗号外「日本共産党は憲法の改悪に反対です」を受け取った市民らは、青い芝生やベンチに腰を下ろし、「憲法九条を変えたら、中国や韓国などアジアの国々に脅威を与え、軍事的な緊迫を拡大することになる」と、紙さんが込めた熱気に引きこまれていました。
 そのうちの一人、明け番の仕事帰りだという藤居毅さん(64)=札幌市=は話を聞き終えると「暴力では国際紛争を解決することはできないというお話に『なるほど』と思いました」と納得の様子。「戦争しないと決めた日本の憲法ほど立派な憲法は、世界のどこをさがしてもない。変えようなんてとんでもない」と、紙さんらに「がんばれ〜」と声援を送っていました。
 紙さんは、「改憲派はプライバシー権や環境権を言うが、一番変えたいのは九条です。アメリカと一緒に海外へ出かけていって、戦争できる国にしようというのがねらいです」と迫力ある訴え。「国際紛争やテロは、武力を用いれば解決できるのか?軍事力で平和がもたらされないことは、イラクの事態を見ても明らか」と紙さんは、国会の憲法調査会や中国での反日デモの問題点も整理しました。兵庫県で起きたJR尼崎線脱線事故では政治のあり方も問われていると提起し、「憲法を守る大きな世論づくりの運動を進めましょう」と笑顔。
 党札幌市議の小形香織さんもマイクを握りました。(「しんぶん赤旗」北海道版/2005/05/04より)

憲法の魅力伝える語り部に 世論のうねり大きく 700人が道民集会 札幌
 「憲法の魅力伝える語り部に、もっと大きなうねりをつくろう」―3日、札幌市の「2005憲法を語ろう道民集会」に700人を超える入々が集まりました。座席は埋め尽くされ、通路やロビーで聞く人も。真剣なまなざしで講師を見つめます。

 4月に自民党の改憲試案草案と憲法調査会の報告が発表されました。今年の憲法記念日は、改憲を強行に押し進めている勢力と、「九条の会」などの草の根の勢力とのたたかいの中での記念日になりました。
 道憲法会議の竹中雅史弁護士があいさつし、自由法曹団道支部の佐藤哲之弁護士が報告。
 日本共産党の紙智子参院議員が国会での緊迫した動きを報告しました。
 主催は道憲法会議、道革新懇、道労連、道安保。今年は、昨年を大きく上回る規模になりました。
 全道110を超える「九条の会」の結成や、署名運動、イラク訴訟など北海道の取り組みは全国の先頭にたっています。
 自衛隊イラク派兵差し止め訴訟第二次原告団の林炳澤さん、越田清和さん、平井和子さんがあいさつ。
 北海道青年九条の会「きゅう」の田崎遊君も「憲法のことをよく知らない多くの青年に魅力を伝えたい」と発言。
 新婦入は、各支部のタペストリーとともに登場。署名行動の様子を劇にし、全道で広がっている様子を報告しました。
 記念講演の講師は、京都大学の大西広教授。「語り部になろう」とメモをとる参加者の姿も目立ちます。
 経済学博士の大西氏は、平和問題を経済の利害関係から説明しました。「憲法そのものが東アジアをはじめ、他国から信頼される理由。政府は憲法と違うことをしているからどの国にも信頼されず最悪だ」と述べ、憲法を守るために国民過半数の支持をと呼びかけました。
 橋本暁仁さん(27)は熱心に大西氏の話に聞き入っていました。昨年友違に誘われていましたが稟ることができず、今年参加。大西氏の話は鋭い視点がとても面白かったといいます。「小学校で憲法を学んだ時、『戦争放棄』が一番印象に残っていた。他国にない平和憲法の条文が僕にとっては一番の魅力」と語っていました。(「しんぶん赤旗」北海道版/2005/05/04より)

国民不在の政治ストップ 紙参院議員があいさつ
 札幌会場では、日本共産党の紙智子参院議員、大橋晃道議団長、小川勝美札幌市議団長が紹介され、代表して紙さんがあいさつしました。
    ◇
 今回のメーデーは、小泉内閣のもとで、憲法改悪や国民の暮らしを破壊する社会保障改悪の流れ、首相自身が改革の本丸と位置付けている郵政民営化など、まさに国民不在の政治のなかで行われています。
 この連休が終わって十日から後半国会の審議が始まろうとしています。国民の世論と運動でこの悪政を大きく押し返す運動を盛り上げようではありませんか。
 みなさん、今一番問題だと思うのは、国民多数者の声が国会では少数になっているというねじれにあります。郵政民営化もその一つです。国民の大きな声と運動によってそのねじれを解消し、まともな政治に変えようではありませんか。戦後六十年たちました。憲法改悪を許さず、国民が営々と培ってきた、働くものの権利・社会保障制度をしっかり守るために、今日のメーデーを結節点として大いにがんばろうではありませんか。

大門参院議員あいさつ 旭川で800人
 旭川市のメーデーは、忠別公園に八百人の労働者らが集まりました。
 「守ろう平和憲法世界に輝け九条」の横断幕を手にパレードした道北勤医労女性部の森良子さん(53)は「憲法を変えて日本を戦争ができる国にしようとしていることが許せません。子どもたちに平和な時代を手渡したい」と話しました。
 旭川年金者組合の川井洋子さん(69)は4月は年金署名で三回行動。「憲法を守るため若い人とも力を合わせたい」「無年金者をなくしたい」と元気いっぱいです。
 福祉保育労の青山奈津子さん(31)は「障害者に応益負担が導入されようとしています。風呂や食事が利益を得ることになるのでしょうか。もっと声をあげていかないと」。
 檀上からは労組や団体の代表が、憲法と教育基本法、介護保険の改悪反対を訴えました。
 日本共産党から大門実紀史参院議員、真下紀子道議らが参加。大門さんは、介護保険の改悪で「家にいたら迷惑。死ぬことばかり考えてしまう」と話すおばあちゃんや、派遣や請負で働かざるを得ない青年の苦しみを紹介し、「お年寄りや青年を追い込む小泉政治に我慢をしていてはいけない。変えるときです」と呼びかけました。
 旭労連の守屋敬義議長が「旭川から大きなうねりをつくり出そう」と呼びかけ、買い物公園までパレードしました。

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